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ピックアップツールの活用法

ピックアップツールとは

バイクは小さな部品がたくさんあります。
作業中にナットやワッシャーを取り外す際、うっかり落としてしまうことも多いです。
その際、すぐにとることができる場所であればいいのですが、場合によってはシリンダーフィンやフレームの裏といった場所に入ってしまうこともあります。

このような場所に入ってしまうと自分の手で取りだすことは難しいです。
そういった時に活用するツールをピックアップツールといいます。
先端に磁石が組み込まれているので手の届かないような場所でも取り出しやすいです。

エンジンのオーバーホールをしたり、バイクのメンテナンスをしたりしているとどうしてもボルトやナットを落としてしまうことはよくあります。
その際、ボルトが落ちた場所が手の届かない場所の場合、ドライバーではじき出そうとしがちです。

しかし、実際にはなかなか手が届かないですし、思うようにはじき出すことができません。
ピックアップツールがあれば見えない場所であってもこの辺だと感じる場所に入れて動かすとマグネットに勝手にボルトが吸い付くので簡単に見つけることができます。

ピックアップツールの選び方

ピックアップツールは無くてもバイクのメンテナンスをすることができます。
しかし、実際の作業の中では使える場面も多く持っていると作業効率もはかどるものです。
そのため自分が使いやすいものを見つけて購入しておきましょう。

バイクショップやホームセンターに足を運ぶとたくさんのピックアップツールがあります。
マグネットがついているものも磁力の強度が様々で強いものもあれば磁力は強くなくても狭い場所にも届きやすいものがあり、どれも特徴を持っています。
一つのピックアップツールですべての場面で役立てるのは少し難しいです。

そこで、可能であれば重たいもの用、軽いもの用の2種類は持っておくようにしましょう。
2種類があればほとんどの場面で落としたものを拾うことができるようになります。

多くの場合、ピックアップツールは細い場所にも手が届く方が便利です。
そのため先端の磁石は小さめのものを選ぶようにしておくと狭い場所にも手が届きやすくなります。

また、ピックアップツールは先端部分が直線仕様のものとフレキシブル仕様のものがありますが、両方のタイプを持っておくと便利です。
フレキシブル仕様のものはアクセス性がよく様々な場所のものが取り出しやすいですが、ワッシャーやナットを取り付けるときに垂直面まで運ぶこともあります。
そこで、垂直面にセットをするためには直線仕様のものの方が確実に届けられることもあるので直線仕様とフレキシブル仕様の2種類を持っておくと使い勝手がいいです。

スズキ イントルーダー

本格派アメリカンスタイル、スズキのイントルーダー

1985年、本格アメリカンスタイルとして世に生まれたのが、スズキのイントルーダーです。
それまでのスズキが販売していたスポーツタイプのアメリカンタイプとはまるで異なる、本格派アメリカンタイプに、スズキファンのみならず、多くのファンが魅了されました。

注目をされた1つのポイントは、その堂々たる風格。
本格アメリカンタイプと名乗るにふさわしい、リッチな雰囲気漂うスタイルとフォルムは、その場にあるだけで圧倒的な存在感を放ちました。

もはやハーレーダビッドソンがモデルと言っても過言では無いほどの圧倒的アメリカンスタイルは、大型バイクファンからも絶賛。
発表をされた瞬間から、多くのライダーに受け入れられた事で知られています。

もちろんパワーもアメリカンスタイル

スズキのイントルーダーは、もちろん見た目だけでは無く、中身も圧倒的アメリカンスタイル。
当時衝撃的とされたVツイン750を惜しみなく搭載することで、圧倒的な大排気量の、パワフルマシンが作り上げられました。

更に、ホイールベースは1545㎜、シート高680㎜、最低地上高125㎜と、非常に安定感のあるパーツを採用することで、大型排気量にもしっかりと対応。
日頃大型タイプに乗り慣れていないという方でも、しっかりと取り扱う事が出来るほどの、重厚感と安心感のあるスタイルに仕上がっていると言えるでしょう。

エンジン性能を支える冷却フィンは水冷式でSOHC4バルブ、747ccのショートストロークタイプ採用で、走行性能も充実。
結果、ツインキャブで63馬力、7000回転を実現することが可能となった、パワフルなブランドと言えるでしょう。

今までのスズキのアメリカンスタイルとは打って変わった、本格アメリカンスタイルに、国内を問わず国外からも支持が厚いマシン、スズキのイントルーダー。
現代に至るまでそのスタイルは絶賛され、歴史的名車としての呼び声も高いことで知られています。

各種シリーズが充実のイントルーダー

イントルーダーはその後、国内専用400や、250の小型タイプ、更に、輸出専用の世界一のビックトルクを誇る1400に至るまで、有りとあらゆるシリーズを展開してきました。
いずれも非常に安定感のあるビッグマシン、アメリカンタイプのマシンとして、国内外を問わずに、多くのライダーに支持されてきたと言えるでしょう。

いずれにもアメリカンスタイルならではのこだわりをしっかりと詰め込み、アクセル操作の簡単さを始め、より運転がしやすい工夫が施されている点が特徴です。
アメリカンタイプ=走りにくいというイメージを覆したと言っても過言では無い、非常に人気の強いタイプとして、今後も愛され続けて居るといえるでしょう。

ヤマハ XSR900

最先端のテクノロジー技術が自慢の、ヤマハ XSR900

最新のテクノロジーを積極的に導入し、日々新しいバイクを提供し続ける事で知られる、ヤマハ。
中でも得に人気が高いバイクとして知られているのが、ヤマハ XSR900です。

ヤマハ XSR900の特徴は、よりマシンとライダーの事を考えて導入された、最新のテクノロジーにあります。

圧倒的なパワーと出力を誇るエンジンは、トルク特性を合わせ持ち、電子制御スロットルで
適切なバランスに調整。
メッキシリンダーや1次偶力バランサー、FSコンロッド標準装備という、ヤマハ技術をたっぷりと投入することで、絶妙なバランスのマシンに仕上がっています。
更に、走行モード切替システムまで搭載することで、エンジン特性を三種類から選ぶ事が可能な為、日頃のスタイルに合わせて調整する事が出来るでしょう。

こうしたシステムを導入することで、ライダーらしいスタイルを作り、ライダーがライダーらしく、楽しく走れる環境を作り上げたのが、ヤマハ XSR900の特徴になります。

ヤマハバイクならではのスタイリッシュさも魅力

ヤマハバイク全体に言えるスタイリッシュさは、ヤマハ XSR900でも健在。
各種パーツにもこだわりを持つことで、よりスタイリッシュに、よりクールな走りを出来る環境が整っていると言えるでしょう。

まず注目をするべきは、タンクカバー。
アルミ製を採用した事でよりシャープに仕上がった点はもちろんのこと、染料はマットクリアー塗装による、ヘアラインマット仕上げを採用することで、よりクールな仕上がりになっています。

ブルー車のタンクカバーには、バフ掛け部分をマスキングで残す事で、側面を塗装し、ヤマハならではのグラフィックを作り上げる事に成功。
より美しいオマージュの仕上がりになっており、マットとはまた違った印象を受けるクールなタイプに仕上がっています。

ブラック、ブルー、グレーの三種類が展開されていますが、いずれも非常に魅力的なカラーとして、高い人気があるでしょう。
特にグレータイプのしーとに採用されている、レザーの風合いが魅力的なバーガンディは、よりリッチな雰囲気を醸しだし、高級感の溢れる仕上がりが印象的と言われています。

走行性能、スタイル共に隙が無いマシン

ヤマハ XSR900は、走行性能、スタイル面、共にまるで隙がないと言っても過言ではありません。
大人が楽しむマシンといわれる程、そのパーフェクトな仕上がりは、多くのライダーを魅了し続けて居るといえるでしょう。

いずれのカラーも非常に魅力的として、各種ショップでも高い人気を集めて居ます。
特に30~40代の男性を中心に、酸いも甘いもかみ分けた、リッチな男性が好む大人のマシンとして、重宝されていると言えるでしょう。

カワサキ Ninja250

現在でも高い人気を誇る、カワサキ Ninja250

大型バイクが主流だった時代に、正に彗星の如く現われて、世の人気をかっさらったマシンとして知られているのが、カワサキ Ninja250です。

当時バイクと言えば大型バイクのみが主流となっており、大型バイク以外はバイクにあらずという風習がありましたが、その意識を一気に革新。
250ccのフルカウルスポーツとして、非常に強いパワー、タフな走りを見せるカワサキ Ninja250に、多くのライダーが圧倒されました。

そんな時代を変えたと言っても過言では無いカワサキ Ninja250ですが、現在でもその人気は健在。
入手困難な名車として、オークションなどでも高値で取引をされている点が特徴です。

カワサキ Ninja250が当時最も人気を集めたその理由は、その走行性能はもちろんですが、価格帯の安さにもあります。

今でこそその人気もあり、高値で取引をされることが少なくありませんが、当時は大型バイクが主流であったため、比較をすると非常にリーズナブルなカワサキ Ninja250に人気が殺到。
日常生活で使うのに負担が無い、初心者ライダーでも手が出しやすい現実的な価格帯が、人気を集めた1つの理由ともいえるでしょう。

見た目のクールさが正にニンジャ

カワサキ Ninja250の魅力は、走行性能に限った事ではありません。
ニンジャという名前のクールさはもちろん、名前に見合ったクールなスタイルが、当時から現代に至るまで、若手ライダーの心を掴み続けています。

スポーティータイプでシャープ、非常にコンパクトなスタイルは、正にニンジャ。
余計な物を一切省き、必要な物を必要な分だけ、シャープにまとめたスタイルが、走行性能に影響を与えるだけでは無く、見た目のクールさにも影響を与えたと言えるでしょう。

ニンジャと言えばグリーンとブラックの車体を思い浮かべる方も多いかと思いますが、そのカラーリングバランスも正に絶妙。
主張しすぎず地味すぎない、正にニンジャのようなスタイリングが、人気を集めた理由として知られています。

現代でも高い人気を集めるカワサキ Ninja250

初代からスタートして、現代でも進化を遂げ続けるのが、カワサキ Ninja250シリーズです。
より早く、より乗りやすく、よりスタイリッシュに、年々進化を続けるマシンとして、今後も多くのライダーに愛されるマシンと言えるでしょう。

いずれのシリーズもニンジャらしい、ニンジャならではのスタイルが魅力的で、スポーツタイプを楽しみたいというライダーにピッタリ。
初心者ライダーでも扱いやすい、比較的癖や難しい部分がない点も、ニンジャシリーズの魅力として知られています。

今後も小排気量バイクの中で輝きを増し続け、多くのライダーに愛されていくタイプとして、歴史に名を刻むと言っても過言では無いでしょう。

サーキット走行を余裕で楽しむ

サーキット走行はライダーの憧れ

スピードを楽しみたいというライダーから特に人気が高いのが、サーキット走行です。
バイクのみが走ることが出来る、レースなどが行われることも多いサーキットでは、日々、多くのライダーが集い、それぞれ爽快なライディングを楽しんでいます。

サーキット走行をする際には、ついついスピード重視で走るライダーが多いですが、一番重要視をしないといけないのが、安全性です。
スリルと興奮を求めてサーキットに行くというようなライダーも多くいますが、大事故が起きてしまっては意味がありません。

サーキットを楽しむ為には、余裕を持って、ゆとりのあるライディングを心がける事が重要です。
例えば、このようなポイントを抑えてサーキットを利用するようにしましょう。

アクセルとブレーキをマスターして

サーキットを安全に走るためにはまず、アクセルとブレーキの感覚をマスターすることが大切です。

アクセルはパーシャルスロットルをマスターすることで、より安定した走りをすることが出来るでしょう。
また、急発進、急加速はマシンを傷める原因となりますので、スムーズにシフトワークを行なえるように注意して下さい。
ついついスピードを重視すると、マシンに負担がかかる走りをしてしまいがちですが、マシンの寿命を縮める上に非常に危険な走行ですので、絶対に止めましょう。

ブレーキの場合は、急ブレーキは絶対にかけては行けません。
急ブレーキをかけずに済むように、出来るだけ丁寧にブレーキをかけることを大切にして下さい。
カーブなどにさしかかる際には特に、コーナリングに余裕を持つためにも、早め早めにブレーキをかけて、ゆとりのある運転を心がけましょう。

アクセルとブレーキの利用方法が、サーキットで安心して走るためには必要不可欠です。
アクセルブレーキの2つをマスターして、サーキットに臨むようにしましょう。

周りに左右されずに、自分なりのスタイルで楽しみましょう

サーキットではついつい、周りに影響されてしまい、自分の走りが出来なくなる傾向があります。
有る程度技術があればそれでも構いませんが、初心者ライダーの場合は特に、自分のスタイルを崩した瞬間、大事故に繋がる可能性が有るため注意が必要です。

周りに左右をされることが無いように、自分なりのスタイルを貫き、自分が爽快に走れる、安定して走れる環境で、ライディングを楽しむようにしましょう。
無理をして周りに合わせると、ちょっとした瞬間大きな事故に繋がるケースが多い為、周りと比べずに、自分との戦いを貫くようにして下さい。

有る程度サーキットになれてきたら、事故が起きるという事も多い為、初心忘るべからずで臨む事も重要です。

握りゴケを防ぐには

初心者ライダーに特に多い、握りゴケに要注意

初心者ライダーがバイクを運転する際に、非常に発生率が高い事故として知られているのが、握りゴケです。
その名の通り、ブレーキを咄嗟にかける際に、思いっきり握りすぎてしまった結果、フロントタイヤに必要以上の不可がかかって、上手く停車できずにこけてしまう事を指します。

この握りゴケは非常に発生率が高く、発生すると巻き込み事故を発生する可能性が有るため非常に危険です。
初心者ライダーだけではなく、咄嗟の瞬間に、上級ライダーでも起こしてしまうタイプの事故ですので、日頃からブレーキングに注意をしておくべきでしょう。

握りゴケを発生させないためには、ブレーキ利用の際にこのようなことに注意して下さい。

どの程度までブレーキをかけて良いかチェック

握りゴケはいわゆる、パニックブレーキ(何かアクシデントが起きてパニックになった結果、思いっきりブレーキを握ること)を起こした結果、起きてしまう事故の事を指します。
その為まずは、咄嗟に思いっきり握っても大丈夫な範囲をしっかりと見極めて、咄嗟の際にも、ブレーキのパワーを調整できるようにすることが大切です。

ブレーキをかけて良い力を判断するために、事前にどの程度までブレーキをかけても大丈夫か、ブレーキチェックをしておきましょう。
徐々に強い力でブレーキをかけるようにして、微調整をしながらブレーキングの練習をしておくことで、力加減を判断することが可能になります。

事前の練習が握りゴケを起こさない大きなポイントとなりますので、十分注意をして見て下さい。

かもしれない運転で咄嗟の瞬間を避ける

握りゴケの一番の原因となる、パニックブレーキは、日頃からパニックに陥りそうな状況にならないように、気をつけて運転をすることで避けることが出来ます。
いわゆるかもしれない運転を心がけ、余裕のあるライディングをすることで、パニックブレーキを阻止し、結果として握りゴケを防ぐことになるでしょう。

例えば、見通しの悪いスポット、交差点、通学路など、交通事故が起きそうなスポット、危険性の高いスポットでは、走行スピードに注意をしてみて下さい。
走行スピードをいつも通りにしてしまうと、万が一の際に咄嗟に反応することが出来ず、パニックブレーキ、握りゴケに繋がる可能性が高くなります。

そうなっては一大事ですので、まずはパニックブレーキを防ぐ事が出来るように、十分注意をしましょう。

このように、日頃から運転をする際に様々な事に注意をしておくことで、大きな事故を防ぐ事が可能になります。
場合によっては握りゴケは、死亡事故に繋がる危険な事故ですので、十分注意が必要と言えるでしょう。

パーシャルスロットルとは

コーナリング上達のカギ、パーシャルスロットル

運転技術をアップさせるためにも非常に重要なポイントとなるのが、パーシャルスロットルをマスターすることです。
パーシャルスロットルとは、アクセルを絶妙な位置でキープして、スピードを一定に走る事で、このパーシャルスロットルが上達することで、様々な場面に活用することが出来るでしょう。

例えば、パーシャルスロットルが出来るようになると、スピード調節が上手く出来るようになりますので、コーナリングも上達しやすくなります。
反対に、パーシャルスロットルが上手くならないうちは、コーナリングも上達しにくいため、まずはパーシャルスロットルの感覚をマスターすると良いでしょう。

パーシャルスロットルはとにかく練習

パーシャルスロットルの感覚は、マシンによっても、個人によっても異なりますので、一概にこうすれば良いという事は有りません。
1にも2にも、練習をすることが重要になりますので、まずはとにかく練習を積んでいくようにしましょう。

パーシャルスロットルを練習する際には、アクセルの開け方や速度の部分はもちろん、ギアを何速で入れていても、一定のエンジン回転数を維持することに注目することが大切です。
エンジン回転数をよくチェックして、少しずつ開く感覚などをマスターしていくと、徐々に理解できるようになるでしょう。

最初のうちは感覚がわからずに、ついメーターばかりを見てしまいがちですが、それは非常に危険です。
あくまでメーターや参考までに、前方をしっかりと確認しながら、チラ見するくらいの気持ちで練習をしましょう。

走行環境によっても、パーシャルスロットルの感覚は異なります。
一般的なコンクリート道路を始め、高速で走る高速道路、でこぼこ道など、道路環境によってもパーシャルスロットルのベストな状態が異なるため、色々と練習をしてみると良いでしょう。

パーシャルスロットルを使うポイント

パーシャルスロットルは、コーナリングを始め、雨道や雪道など、一定速度で無理せずに走りたいという時にも重宝する走行技能です。
パーシャルスロットルをマスターできれば、ライディング技術が格段にアップすると言っても過言ではありませんので、日頃から意識して練習して見ると良いでしょう。

通常の道路でも、パーシャルスロットルをマスターできれば、走りが全く変わります。
走る際にエンジンなどに負担をかけにくくなるため、マシンへの負担も軽減する事が可能です。
燃費も格段にアップし、省エネ、エコにも最適といっても、過言では無いでしょう。

よりスムーズに走行したいという方はもちろんのこと、より安定した走りをしたい方にこそ、お勧めの技能です。

シフトワークの基本

バイクの楽しみポイントの1つ、シフトワーク

バイクを走行する際の楽しみの1つとして知られているのが、シフトワークです。
いわゆる、ギアを自分で操作して運転をするタイプで、車で言うところのマニュアル車がこちらに当たります。

近年ではオートマタイプのバイクもありますが、まだまだシフトワークが必要なバイクの方が、圧倒的人気と言えるでしょう。
シフトワークが必要なバイクの方が、バイクに乗っている感覚が強いためです。

そんなシフトワークですが、基本の部分をしっかりと抑えれば、初心者ライダーでも簡単に操作が出来ます。
多少の慣れは必要ではありますが、バイクを本格的に楽しみたいという方にこそ、シフトワークのマスターは必要不可欠と言えるでしょう。

シフトワークの基本を抑える為には、こうしたポイントをまずは覚えておいて下さい。

小さく丁寧に、コンパクトな動きを心がけて

シフトワークはどうしても、がしがしと力強く、少し雑な動きを連想してしまいがちですが、それですと上手くシフトワークが出来ません。
シフトワークは非常に繊細な動き、細かい動きだと言うことを理解して、丁寧に操作をするようにしましょう。

スロットルやクラッチ、チェンジペダルの動作を、あくまで滑らかに、順序立てて行う事で、スムーズなシフトワークが可能となります。
操作全体を、小さく、コンパクトにまとめるように心がけると、上手くシフトワークが進むようになるでしょう。

ライダーがよく陥りがちなのが、ガシガシとシフトワークを行い、上手くシフトワークが繋がらないというケースです。
大きくシフトワークをすると、バイクに乗っている感があるかもしれませんが、技術的な面では上達がありませんので、丁寧に扱うように心がけていきましょう。
丁寧に小さく扱う方が、技術が安定し、真のらいだーとしての運転を身につけられるようになります。

それぞれの流れを体に染みこませる

シフトワークは、とにかく慣れが大切です。
1つ1つの流れを体にたたき込み、無意識でも行なえるように訓練していきましょう。

発進や加速をする際のポイントは、クラッチからステップへの流れです。
滑らかにクラッチを繋いで、バイクが動き出したら、すぐにステップに足を乗せることで、スムーズにシフトアップすることが出来るでしょう。
運転中は、足をペダルの下に入れたままにしておくことで、簡単にギアチェンジが可能です。

減速や停止する際のポイントは、シフトダウンするタイミングになります。
前後ブレーキを使ってしっかりとスピードを落としてから、シフトダウンをしていき、回転数をしっかりと落しながら停止していきましょう。
スピードが落とし切れていないのにシフトチェンジすると、上手く走れなくなります。

バイクでの追い越しルール

気軽な追い越しが違反となることもあります

すいすいと他の車両を追い越して、颯爽と駆け抜けるバイクも多いかと思います。
が、きちんとルールとマナーを守らないと、違反となるだけではなく、非常に危険です。
大きな事故を発生させる原因となる場合も多いため、車両を追い越しする際には、きちんとルールとマナーを守って追い越しをするようにしましょう。

まず重要なポイントは、危険が無いように追い越しをするということです。
いわゆるすり抜けなどをするライダーもいますが、非常に危険な行為であると同時に、違反となるケースがほとんどですので、絶対に止めましょう。

あくまで安全な環境で、無理なく走るようにして下さい。

追い越しの際の注意ポイント

追い越しをする際に気をつけたいポイントとしてはまず、追い越し禁止の場所を理解すると言うことです。
標識で指示が無く、頑張れば追い越せるという場所は多くありますが、中には、道路交通法上、追い越し禁止となりますので、絶対に止めて下さい。

例えば、道路の曲がり角、交差点や踏切、横断歩道に自転車横断帯の中と、その30メートル手前の箇所、車両通行帯の無い道路のトンネル内などが挙げられます。
こうした箇所は標識での指示が有りませんが、追い越しをした瞬間アウトですので、よく覚えておきましょう。

次に、追い越しの仕方も大切なポイントです。
追い越しをする際にはまず、右側に進路変更を行い、追い越し車両の右側を通って追い越してから、左側の車両に戻ります。

追い越し車線を通らずに左側から追い越していくバイクもありますが、走行中左側から追い越しをするのはアウトですので、十分気をつけましょう。
車が止まった状態であれば、状況によっては左側から可能と判定される場合もありますので、ケースバイケースで対応する事が重要です。

二重追い越しに要注意

前を走る車が追い越しをする際に、一緒に追い越しをすると、二重追い越しとして違反になります。
二重追い越しの判断基準がいまいち良くわからずに、気がつかないうちに違反をしているというライダーも少なくありませんので、十分注意して下さい。

前の車が追い越しをしようとしたら、自分は追い越しが終わるまで待ちましょう。
前の車が追い越しをしっかりと終えたら、無理なく追い越しを行い、快適にライディングすることが重要です。

バイクは軽快に走る乗り物、バイクはスイスイと走る物として、慣れてくれば慣れてくるほど、スピードが速くなりがちになります。
その為慣れてくれば慣れてくるほど、追い越しの際に無理な走りをしてしまい、危険度がアップするライダーも少なくありません。

大きな事故を起こさないためにも、無理な追い越しは絶対に止めましょう。

死角を知るのがコツ!安全走行のポイント

車の死角に入ることで起きるバイクの交通事故多発!

バイクは他の車両と比べて非常に小型な為、他の車をすり抜けて、小回りよく走る事が出来る点が特徴です。
が、その結果車の死角に入り混んでしまい、死亡事故に繋がるというケースも少なくありませんので、十分注意が必要でしょう。

車側の確認不足ももちろんですが、死角に入り混んだ事により発生した事故の場合は、バイク側にも責任があります。
死角に入り混まないように心がけるだけで防ぐ事が出来る事故ですので、事前に車の死角を理解して、事故を起こさないように予防するようにしましょう。

特に多い、サンキュー事故に注意

バイクと車の死角による事故で最も多いと言っても過言では無いのが、サンキュー事故です。
右折する対向車がいる時に、車側が進路を譲って挙げる、いわゆるサンキューな状態で起きる事故の事を、サンキュー事故と呼びます。

進路を譲られた右折車が、譲ってくれた車の陰から飛び出してきたバイクに気がつかずに、右折した瞬間に衝突をする、というのがこちらの事故の特徴です。
進路を譲った側の車も、譲られた側の車も、どちらも死角に入っている為バイクの存在に気がつかず、バイクがそのまま走った瞬間に、衝突してしまいます。

このサンキュー事故を防ぐためには、交差点で止まっている車の横をすり抜ける時に、しっかり確認をすることが重要です。
スピードを落として、いざという時は停車できるように、十分注意をしましょう。

特に、譲る側の車がトラックの場合、トラックはバイクの姿を完全に覆い隠してしまうため、このサンキュー事故が発生しやすくなります。
トラックの側を走る際には特に、サンキュー事故の死角となって居る可能性が有るため、要注意して下さい。

巻き込まれ事故を起こさないためにも無理な運転を止める

巻き込み事故も死角に入ってしまって起きる事が多い交通事故として知られています。
左折する車の脇を左からすり抜けようとして、左折車がバイクの存在に気がつかず、そのまま交差点を曲って交通事故になるというものです。

こちらは決してわざと巻き込まれ事故を起こしたという事ではなく左側のミラーの後ろ側は、どうしてもドライバーの死角になる傾向があります。
ドライバーの死角を理解して走る事ももちろんですが、左折のウィンカーを付けている車の横を、無理にすり抜けないようにすることが、重要なポイントと言えるでしょう。

ライダー側が死角に入らないように気をつければ防ぐ事が出来る交通事故は多くあります。
いずれも、無理をしなければ防ぐ事が出来る事故ばかりですので、死角をよく理解することはもちろん、無理な運転をしないように心がける事が重要です。