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バッテリーの交換と種類

バイクのバッテリーの種類は?

バイクのバッテリーは定期的に交換やメンテナンスを行う必要がありますが、自分のバイクに使っているバッテリーに合わせた種類を使わないといけません。
バッテリーのバイクの種類は数種類ありますので、自分のバイクに合わせた種類を使いましょう。

人気があるのは制御弁識バッテリ-と言う物で、メンテナンスフリーが特徴のバッテリーです。
電解液を注入したらその後の補充の必要が無く、初心者ライダーでも扱いやすいバッテリーと言われています。

メンテナンスフリーのバッテリーには他にも、ゲルバッテリーやリチウムバッテリーというバッテリーがありますが、この2つに関しては完全メンテナンスフリーではありません。
電圧のチェックなど定期的に確認作業を行う必要がありますので、より簡単なバッテリーといえば制御弁識バッテリ-になるでしょう。

また昔のバイクにバッテリーとして使われている事が多いのが、開放式バッテリーです。
現在はほとんど使われる事はありませんが、レトロバイクなどに乗っている方はこちらが使われている可能性が高いため、確認してみましょう。
こちらの場合は定期的に電解液を補充する必要が有るため、少し手間がかかります。

バッテリーの寿命

バッテリーはどんなに丁寧に使っていても2年に1度は交換するものです。
普段からバイクに乗る頻度が多い方や、長距離ツーリングをすることが多い方はもっと頻繁にバッテリ-交換をする必要があります。

バッテリ-交換を行うとエンジンがかからなくなるような事態に陥りますので、バイクが致命的に故障する前に必ず交換作業を行いましょう。
バッテリー交換を行わず3年も過ぎている場合、いつ何時バッテリーが寿命を迎えてもおかしくありません。
出先で突然バッテリーが壊れてうんともすんとも動かなくなったというケースも珍しくないため注意が必要です。

バイクのバッテリー交換

バッテリー交換のメンテナンスは工場などに依頼することも可能ですが、ある程度知識があれば自分でも難しくありません。
交換時は必ず屋外で、屋内で行わざるを得ないときにはしっかりと換気が行き届いた状態で行いましょう。

バッテリー交換をする際のポイントはマイナス、プラスの順番で端子を外し、プラスマイナスの順番で設置をすることです。
この順番を間違えるとバッテリーがショートして、バッテリーが故障するだけでは無く火災に繋がる恐れがあります。
1つの順番間違えがバッテリー本体の死に直結するということだけは忘れずに作業を行って下さい。

また、バッテリーは家庭ゴミとして出すことができません。
ガソリンスタンドやバイクショップなど引き取りOKなお店が無いか近辺のショップを探しましょう。

タイヤ交換のタイミング

タイヤの寿命が来たらすぐさまタイヤ交換を行おう

普段あまりバイクに乗って居なくともタイヤは経年劣化をして寿命を迎えるパーツです。
そのまま古いタイヤを使ってバイクに乗り続けていると、走行中に突然バンクするような恐ろしい事態を引き起こし兼ねません。
バイクのタイヤはこまめにチェックをして、寿命が来ていないかどうか確認をしましょう。

バイクタイヤの寿命をミゾが残っているかどうかで判断する方もいますが、それは間違いです。
タイヤのミゾが残っていても経年劣化でタイヤの使用期限が切れていることもあるため、タイヤは製造年月を確認した方が良いでしょう。
タイヤに刻印されている製造番号を確認して、タイヤが作られてから3年以上も経っているような物であれば、出来るだけ早く交換した方が安心です。

中には数十年タイヤ交換をしていなくとも問題無かったというケースもありますが、これは珍しい例。
大型車であれば特にいつパンクをしてもおかしく無いような状態ですので、出来るだけ早めに交換を行いましょう。

専用ジャッキを使うと簡単

車と同じようにバイクタイヤの交換の際には、専用ジャッキを使うと簡単です。
バイクは車よりも軽いですので力が弱い女性でも手軽に交換できるため、わざわざ工場などでお願いせずとも交換できます。
もちろんよく分からない状態で無理して交換すると、きちんと交換が出来ていなかったというような事態も起こりえますので気を付けましょう。

ホイールを外して工具を使ってタイヤを外したら、新しいタイヤを取り付けます。
前輪後輪共にタイヤ交換を行ったら、必ずバランスが取れているか確認をしてからホイールをつけましょう。
設置後タイヤの空気圧調整も忘れずに行って、走りにストレスの無い状態に整えていきます。

タイヤは定期的に状態をチェックして

バイクは車のようにタイヤが4輪もありませんので、1つパンクをしたらお終いです。
前輪タイヤ後輪タイヤ共にパンクしようものなら一瞬で走行不可になりますので、そうした恐ろしい事態を避けるためにも、タイヤの製造年月日をよく確認しておきましょう。
タイヤを中古で購入する場合は特に、購入前に製造年月日を確認していつのタイヤかチェックしておくことが大切です。

また製造年月日がよく分からないという場合、走り心地でタイヤを確認するのも1つの手と言えます。
新品タイヤで走ったことがある方であれば、タイヤが劣化をしていると明らかに走り心地が異なりますので一目瞭然です。
タイヤ交換をした後も必ず1度テスト走行を行なうようにして、タイヤの状態を確認してから長距離ツーリングなどに出掛けるようにすると、大事故を防ぐことが出来るでしょう。

メンテの基本!バイク磨き

メンテナンスと言えばまずはバイク磨き

バイクメンテナンスと言うと工具を使ってカスタムをしたり、不調を整備するようなイメージが強いかもしれません。
ですがまず最初に行うメンテナンスと言えば、やはりバイク磨きでしょう。

バイク磨きはその名の通りバイクを磨くメンテナンスで、磨き込みを行うことでパーツがピカピカに、まるで新品のような美しい輝きを取り戻します。
バイク磨きをする事で見た目が綺麗になる事はもちろん、汚れやサビを落としてバイク本体の劣化を防ぐことにも繋がりますので、積極的に行いたいメンテナンスです。

バイク磨きは他のメンテナンスに比べると初心者でも行いやすい方法になります。
ワックスやコーティング剤など必要なアイテムを用意して磨き上げるだけでOKですので、まずはバイクショップで磨き上げアイテムを購入して、トライしてみると良いでしょう。
磨き上げアイテムはバイクによって向き不向きがありますので、自分のバイクのペイント材などに合わせたアイテムを使う事がポイントです。

クリアペイントが施されているかどうかの確認を

磨き上げの基本は専用アイテムを使ってゴシゴシとすればOKなのですが、磨き上げパーツにクリアペイントが施されていない場合、この限りではありません。
クリアペイントはバイクのパーツの上から仕上げとして塗られる透明のペイントなのですが、近年のバイクであれば大抵の場合、このクリアペイント仕上げが施されています。
その為ペイント部分を気にせずに磨き揚げを行なって問題ないのですが、クリアペイントが施されていない場合は、磨き上げを下手に行ってしまうとペイントを剥がすことになる場合もあるのです。

クリアペイントがされて居ない場合は、磨き上げの力加減を調節して、ペイントが剥がれないように丁寧に作業することが必要になります。
何も考えずにゴシゴシと擦ってしまうとペイントが剥がれてしまうだけではなく、ボディにキズが付いてしまう可能性もありますので充分気を付けましょう。

汚れを拭いたらポリッシャー

磨き上げには専用ワックスにポリッシャー、フィニッシングペーパーがあると便利です。
表面の汚れを落とした後、フィニッシングペーパーで表面の磨き上げを行ってウェスで表面をふき取ったら、専用ワックスを添付してポリッシャーで磨き上げをします。
ポリッシャーはカーアイテムショップやホームセンターで買えることがほとんどですので、バイク用のサイズが小さめのモノを購入すると便利です。

磨き上げ後はウエスで水分とクリーム全般の拭き落としを行ったら完成です。
ウエスで磨き上げをした後のピカピカ具合に感動すること間違いないので、こまめに行うことをおすすめします。

タイカブと言われる理由とは

100EXがタイカブと言われる理由

ホンダを代表するマシンの1つであるホンダカブ100EXですが、近年ではタイカブと呼ばれることが増えています。
こちらのマシンは元々タイのビジネスバイクとして展開していたモデルで、タイから輸入をして日本国内でも発売されることとなりました。
そうした経緯があることから、タイで発売されたホンダのカブ、略してタイカブと呼ばれるようになったのです。

タイカブは現地でビジネスバイクとして発売開始当初、10万台をも売り上げた圧倒的な人気を誇るモデルとして知られています。
タイの国内では知らない人が居ないと言っても過言では無い程メジャーなバイクで、ホンダの名前を知らずともタイカブは知っているという方まで居るほどです。
ビジネスバイクとしてだけではなく今では一般車としても現地で愛されており、タイに空前のカブブームを引き起こした立役者として重宝されています。

タイカブの特徴

タイカブはホンダのカブを現地流にリメイクされており、ホンダのカブとは違った特徴があります。
まずエンジンに関してですが、空冷4サイクルOHC単気筒エンジンを採用しており、カブシリーズの中でも最大排気量である97㎝³を誇ります。
振動が少なく耐久性にも優れた造りでありながら、パワーを出したいときにはしっかりとスピードを出せる、スマートさも持ち合わせたモデルになっているのです。

小柄な体格の方でも乗りやすいように足回りにはゆとりを持たせている他、二人乗りもしやすいようなデザインにされているのも特徴です。
長時間走行時でもストレスが無いようにゆったりとしたダブルシートを設けている他、アジャスト付ダンパーを備えたリアサスペンションを搭載して、リアの二段階調整も可能にしています。
日本のホンダカブのイメージとは少し異なる造りとなっていますが、使い勝手や利便性は抜群で、タイを誇るモデルと言っても過言では無いでしょう。

普段使いのしやすい細やかな工夫が多数

タイカブには他にも、普段使いがしやすいように細やかな工夫が多数取り入れられています。
エンジン始動時はセルフキック併用式でスピーディーな乗り入れが可能な他、メインスイッチと言った式のハンドルロックを採用することで、降車時もよりスムーズになるのが特徴です。
更にメンテナンスフリーのバッテリーを採用することで、メンテナンスに関する知識が無くとも気軽に乗れるマシンに仕上ってます。

また性能だけでは無くデザイン部においても細やかな気遣いが多数。
角形ハロゲンヘッドライト搭載の他、クロームメッキ仕上げのリアクッションカバーで気品のあるデザインとなっており、シンプルながらもどこかオシャレな仕上がりとなっています。

カワサキ 空冷Z系エンジンの魅力

カワサキの空冷Z系エンジンの特徴

カワサキマシンの特徴の1つである空冷Z系エンジンは、カワサキライダーで無くとも多くのライダーに知られている人気パーツです。
こちらは空冷DOHC4並列4気筒エンジンとして、Z1を始め多くのマシンに搭載され続けた、後世にも残り続けるエンジンになります。

そのエンジン性能は開発されてから40年経っても陰を潜めることが無く、そのハイスペックぶりから積極的にマシンに導入してカスタムする方も少なくありません。
当時最新のメカニズムとして構築されたエンジンですが、時代を超えてもその性能は変わらず、パワー、スピード、頑丈さ、いずれをとってもバランスが良い造りとなっています。
構造上自身での整備をしやすい作りにもなっていますので、自身でメンテナンスをしているというライダーも少なくありません。

見た目にもクールな空冷Z系エンジン

ハイスペックな機能性はもちろんですが、ネイキッドスタイルならではのむき出しのスタイルだからこそ、デザイン性能も重要なポイント。
カワサキの空冷Z系エンジンはその点も非常に魅力的な造りとなっており、無骨すぎずクールなデザインで、ライダーの心を鷲づかみにしています。

元々は機能美を重視して設計されたエンジンデザインが、結果としてカワサキのスポーティーな見た目にふさわしい、クールなデザインに仕上ることになったのです。
曲線と直線が見事に組み合わさった機能美重視のシンメトリーデザインは、長時間見ていても飽きないというライダーがほとんど。
エンジンの構造を良く知らないという方でも、シリンダーやエキゾーストフランジなどクラシカルなデザインを見ているだけで、エンジンの美しさに魅了される事になります。

分解や整備のポイント

自身でも分解や整備をしやすい構造となっているカワサキの空冷Z系エンジン。
シリンダーから上部だけを取り外したりとメンテナンスを行いたいパーツごとの分解もできますので、各種メンテナンスがしやすい作りになっています。

メンテナンスを行う際にまずチェックをしたいのがシリンダーヘッド部分です。
こちらはオイルが溜まりやすいように敢えてデザインに工夫が施されていますが、事故後など変形が起きるような衝撃が起こった際に、このデザインがマイナスになることもあります。
大きなダメージを本体に負ったときには特に、万が一を考えて1度形状チェックを行うのがポイントです。

またバルブ周りの2バルブは直押し式のDOHC2バルブが採用されており、長時間ツーリング時も負担を軽減。
ただし経年劣化と共にどうしてもダメージを受けるポイントではありますので、バルブの大きさなど随時確認を行い、メンテナンスをする必要があるでしょう。

歴史に埋もれたトヨモーターの存在とは

トヨモーターの歴史

国産のバイクメーカーと言えばホンダやカワサキ、スズキにヤマハなどの有名メーカーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は歴史に埋もれて消えていった国産のバイクメーカーはいくつかあります。
その内の1つが、自動車販売会社として有名なトヨタが経営する、トヨモータースです。

現在ではあまり知られていませんが、トヨタは元々トヨモータースという会社のバイクをディーラーとして販売しており、雪上バイクや三輪バイクなど様々なバイクを展開していました。
自社開発はしていない物のバラエティに富んだ技術力の高いバイクが販売されていましたので、タイミングが違えば自動車メーカーとしてでは無くバイクメーカーとしてその名を轟かせていた可能性もあるでしょう。
そんなトヨタと密接な関わりがあるトヨモータースが製造していたバイクの1つが、トヨモーターです。

トヨモーターの特徴

トヨモーターは1952年に発売されたバイクで、自転車をベースにしたシンプルな構造をした造りになっています。
60ccバイクとして誕生したトヨモーターは荷台も取り付け可能で、ちょっとした荷物を載せて走る事も出来たのです。

元々は自転車補助エンジンとしてバイクエンジンの開発を行っていたため、第一号のベースはあくまで自転車でしたが、この補助エンジンの利便性が支持され生産台数1万台を達成。
全国トップクラスにまで上り詰めたことをきっかけに、自転車の補助エンジンからオートバイ生産に踏み込むこととなったのです。

ですがこのオートバイ製造の過程で事態が一変。
今まで通り部品製造は外部委託を行って自社工場では組み立てのみ行う開発方式を採用した所、外部委託メーカーの品質悪化に伴いエンジン性能や車体性能までもが悪化してしまたのです。
気がついた時には時既に遅し、トヨモーターは不良品であると悪評がついてしまい不良在庫の山が出来てしまった結果、そのままオートバイ事業から手を引くこととなったのです。

国産5メーカーになっていた可能性も

オートバイ事業から撤退を行った1959年前後は、ホンダなどのライバルメーカーからも優秀なバイクが発表され、技術力の差が雲泥の差となったのも経営が悪化した理由です。
ですが経営が傾き始める前のオートバイ製造直後には、委託先の劣悪な環境などに販売店や社内技術者はいち早く気が付いており、委託先の変更を行った方が良いと、経営者の川真田氏に進言があったとされています。

この時に進言を聞いて委託先や製造先の変更を行っていたら、現在もトヨタはバイク販売を行っている可能性があるでしょう。
1つの判断が正に時代を分けたとも言える事件として、現在も多くの技術者に語り継がれています。

カワサキ ZRX1200R

モンスターネイキッドマシンとして誕生したカワサキのZRX-1200R

1994年に誕生したカワサキのZRX400は、当時のスマートなネイキッドイメージを覆すほどの衝撃を与えたモデルとして世に名前を知らしめました。
スマートさとはかけ離れた、まるでスーパーバイクのようなデザインが多くの男性ライダーの心を鷲づかみにしたのです。

当時時代と共にレーシングブームも訪れた事もあり、スポーティーなZRX400は一躍大ブームに。
とにかくパワフルでとにかくタフなマシンをと続々とモデルチェンジが重ねられた末、2001年にとうとう誕生したのが、ZRX-1200Rです。

ZRX-1200Rは正にモンスターネイキッドマシンと呼ばれるにふさわしい、圧倒的なハイスペックさを誇る大型マシンとして生まれ変わりました。
ビキニカウル仕様であるZRX-1200R、ハーフカウル仕様であるZRX-1200Sなど各種ラインナップから選べる仕様になっており、不動の人気を誇るネイキッドモデルとして定着したのです。

排ガス規制の煽りを受けて生産終了

これだけの人気を誇るモデルとして世に名を轟かせたモンスターマシンでしたが、世の中が排ガス規制の煽りを受けたことをきっかけに、残念ながら2008年で生産が終了となりました。
これだけのビックネイキッドマシンは未だ後世では誕生しておらず、復活を臨むライダーが少なくありません。
最終モデルとして誕生したマシンは現在でも市場に出た際に大人気で、オークションサイトで高値で取引されているケースも多いのです。

人気の理由はやはりその圧倒的なパワー性能にあります。
まるでレースマシンを彷彿とさせるようなデザインは1981年にチャンピオンとしてその名を轟かせたZ1000Rがモチーフとなっており、レースファンからも人気です。
構造上、街乗りよりも高速道路などのスピードを出せる場面での走りがおすすめで、まるで風になったかのような圧倒的スピードの走りを体感できます。

スピード性能を支える気配りが各所に散りばめられている

ただ早い、ただパワーがあるだけのモデルでは無く、各種パーツにライダーへの心遣いを感じられるのもカワサキZRX-1200Rの魅力です。
ZRXの特徴の1つであるビキニカウルはデザイン性能を上げているだけではなく、コンパクトながらもしっかりと風を遮り、ライダーの負担を軽減します。
また大型バイクの中でも足つきが良く、クッション性能に優れたシートが採用されているため、長時間座り続けていてもお尻が痛くなりづらいのも特徴です。

ブレーキシステムも非常に優秀で、310㎜ダブルディスクブレーキと合わせて、トキコ製の6ポットキャリパーを採用。
高速スピードに特化しているマシンだからこその気配りが随所に散りばめられており、心地良い運転が出来るマシンというのも、人気の理由と言えるでしょう。

カワサキ W800

大型クラシックバイクを代表するカワサキのW800

大型バイクの中でもクラシカルなデザインが印象的なレトロバイクとして知られているのがカワサキW800です。
クラシックバイクの王道とも言われるこちらのバイクは、2010年にヨーロッパで先行発売がされてから、2011年に国内モデルも発表されて、多くのライダーの心を鷲づかみにしたモデルです。

ヨーロッパ向けらしい洗練されたデザインがオシャレバイク好きのライダーを魅了し、2016年に排気ガス規制の関係でファイナルエディションが発表されましたが、2019年に復活。
ファイナルエディションを嘆き悲しんでいたライダーが歓喜して購入を行い、現在に至るまで人気を博しているモデルです。

見た目だけでは無くスペックも安定

カワサキのW800はクラシカルな見た目をしているバイクですが、性能は最新技術をフルに搭載した復活モデルが販売されていますので非常にハイスペックです。
ダブルクレードルのフレーム形式を採用しており、エンジンは空冷4ストローク並列2気筒、SOHCバルブタイプを搭載。
ベヘルギアというオリジナルメカニズムを採用することで、独特なエンジン音を楽しみながら効率的なライディングを可能にしています。

タンク左右にニーパットを装備していることも特徴で、運転中に無意識のうちにニーグリップが出来る為、ストレスフリーな運転が可能です。
大型バイクらしい振動が強めのバイクではありますが、各種振動対策が施されていますので長時間ツーリングでも安心。

特にミラーには重点的に振動対策がされていますので、大型バイクでよくありがちな振動と共に位置がずれていくというようなトラブルもほとんど起きません。
ただしカスタムをしてしまうと振動対策が無くなってしまいミラーが移動してしまうこともありますので、ミラーに関しては極力純正品を使った方がストレス無く走れるでしょう。
心地良い振動を感じながらライディングを楽しめる構造になっており、クラシカルバイクならではの走りを堪能出来ます。

横風にも強く安定した走りが可能

横風や前からの風にも強く、安定した走りが出来るのもW800の魅力です。
軽めのライダーが乗車をしても安定感があり、ずっしりと重心が落ち着いているバイクでライディングを楽しみたい方にもぴったりのモデルになります。
高速道路などを頻繁に走る方にも人気のモデルです。

また非常に素直な運転性能をしており、コーナリングやギアチェンジなど操作にほとんどクセがありません。
加速力も申し分なくライダーが動かしたいように素直に動いてくれるマシンですので、街乗りにも最適でしょう。
ただしバイク本体の重量がある分ブレーキングに関しては少々ゆとりを持った方が安心です。

ヤマハ DT-1 1968

国産車初のオフロードも出るとして誕生したヤマハのDT-1 1968

1968年当時オフロードバイクが主流となっている所に、国産車として始めてオフロードモデルを発売したのがヤマハです。
ヤマハが当初販売を開始したオフロードモデル、DT-1 1968は、発売当初は諸外国のオフロードモデルに比べ改善点はあった物の、国内において衝撃を与えたモデルとして知られています。

DT-1 1968には2サイクル単気筒エンジンを搭載、荒れた道など安定しないコースも問題なく走れる初のオフロードモデルとして世に広まり、年々モデルチェンジも重ねられていきました。
当時のオフロードバイクとして定着していた無骨すぎるデザイン性能は陰を潜め、ヤマハらしいスマートで洗練された見た目のオフロードモデルだったことも、世に名を届かせる理由と言えるでしょう。
それまでは国内においてメジャーでは無かったオフロードツーリングですが、DT-1発売をきっかけに国内においてのオフロード時代の幕を開けたと言っても過言ではありません。

排気量の見直しによって更なる進化を遂げる

発売当初のモデルから年々モデルチェンジを重ねたDT-1は、初代モデル1968からは想像も付かないパワーと耐久性を手に入れることとなりました。
1977年に登場したDT250Mには、246cc排気量の空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載して居るほか、敢えて前傾させてシート下に設置したリアショックなど、細かい気配りが充実。
激しい道でもライダーやバイク本体への負担を最小限に軽減する、現在のオフロードモデルと遜色がないモデルへと進化を遂げていったのです。

市販車として初めての、スイングアームを直接押すタイプのモノクロスサスペンションを搭載したのもこちらのモデルで、より一層スマートな走りを可能にしました。
その後もマイナーチェンジが繰り返され、現在に至るまで多くのオフロードライダーに愛されているモデルとして定着しています。

ヤマハらしいスマートなデザインが現在でも魅力

初期モデルであるDT-1は現在でもレプリカカスタムなどが販売される程の人気がありますが、その理由はやはりデザイン性能にあります。
シンプルな見た目ながらどこか懐かしい雰囲気のあるレトロバイクで、全体的に細身のボディに、幅広のハンドルバー、ヤマハの刻印が施されたボディなどいずれもライダー心をくすぐる造りになっているのです。

タイヤサイズもオフロードモデルとは思えない細身のボディですので、オフロードバイクとは一見思えないようなスマートな印象のバイクが好きな方にも愛されています。
現行モデルはなかなか手に入りませんが、モデルチェンジやカスタマイズされたモデルに関しては現在も中古ショップなどで積極的にやり取りをされているほどの人気です。

ヤマハ SRX-6

洗練されたデザインが美しいヤマハのSRX-6

ヤマハバイクは流線が美しい芸術品のようなバイクを数多く展開していますが、その中でも現在に至るまで人気があるモデルがSRX-6です。
600ccを越える排気量があるとは思えない程のスマートなデザインをしているバイクで、コンパクトなスタイリングのバイクをお探しの方にも人気があります。
現行車種の中でも1、2を争うほどシャープで洗練されたデザインをしており、ミドルバイクであることを忘れてしまう程のまとまり感のあるバイクです。

もちろんデザインが美しいだけに留まりません。
重量感も少なめの車体重量149㎏と取り回しがしやすいサイズ感ですので、サイズ感がコンパクトなバイクをお探しの方にもピッタリです。
デザイン性能はもちろん普段使いにおいても特化しているバイクをお探しの方にも、SRX-6はうってつけのモデルと言えるでしょう。

スポーツマシンの良さを凝縮したモデル

SRX-6は空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒エンジンを採用しており、単気筒エンジンらしい、スピード感抜群の走りをしてくれるのも特徴です。
メーターでみるよりもスピードが出ているのでは無いかと思うほどのパワフルな走りをしてくれますので、ライディングで爽快感を味わいたい方にも最適。
最高出力は42ps/6500rpm、最大トルクは4.90kgm/5500rpm、変速機は5速を装備しており、マックススピードまでのかけ上がりが非常に効率が良いマシンとなっています。

タイヤサイズはフロントタイヤ、リアタイヤ共にスマートではありますが、そのスマートさも重なってスピーディーなスポーツバイクらしい走りを可能にしているのが特徴です。
見た目だけでは無く走行性能に関してもスピーディーでハイスペックなのが、SRX-6が人気を誇る理由と言えるでしょう。

シートのカスタムをする方が多い

全体的にスマートな印象が強いモデルですが、ノーマルからシートをカスタムして乗るライダーが少なくありません。
その理由は、元々のシート造りが少し固めに設定されている事で、スポーツバイクらしい見た目に仕上っては居ますが長時間ツーリングとなるとライダーに負担が来てしまう傾向にあります。
体重移動の仕方によっては滑りやすく感じてしまうライダーもいますので、不都合を感じてシート部分に対して各種カスタムを施すライダーも多いでしょう。

また元々の見た目のシンプルながらもオシャレな造りもあり、カフェレーサーカスタムを施すライダーも少なくありません。
走行性能の高さからカスタムベース車として選択する外国人ライダーも多く、カスタムメンテナンスを施したSRX-6が取引をされていることも多数あります。
自分らしいオリジナルカスタムを施したい方にも、SRX-6はぴったりのマシンと言えるでしょう。