タンデムの時の注意点

憧れのタンデム

バイクのシートの後ろに友人や彼女、配偶者を乗せて颯爽とツーリングを行うことは、バイクならではのかっこよさであるといえます。
タンデムにあこがれて、バイクの免許を取得したという方も少なくないと思います。

ただ1人だけでバイクに乗る場合と、タンデムで走行する場合では、運転者はもちろん、後ろに乗る方にとっても、2人で乗るという、いつもと違った状態で走行をすることになります。
そのため、トラブルを防ぐためにも、快適なツーリングをおこなうためにも、注意をすべき点や、準備しておいた方が良いことなど、いくつもポイントがあります。

バイクのシートの後ろに乗る人のことを、パッセンジャーと呼びます。
パッセンジャーとは、英語の「passenger」から来ています。
直訳すると、乗り物で旅をする人、旅客・乗客で運転をしない人という意味があります。

注意すべきポイントをおさえた上で、気心の知れたパッセンジャーとタンデムツーリングに出発するようにしましょう。

タンデムに向いているバイクとは

交通法規上は125ccを超える排気量であれば、2人乗りが可能となります。
ただ免許を取得して1年間は2人乗りができませんので注意をしましょう。

また、道路交通法が変わったことにより、高速道路でもタンデムでのツーリングが可能となり10年ほど経過しています。
高速道路、もしくは自動車専用道路をタンデムで走行するためには、免許を取得して3年以上経過しており、運転者が20歳以上であることという条件があります。

それだけ高速道路の走行は速度が速い分、危険も伴います。
時速100キロメートル以上で走行している車両がほとんどの高速道路では、最高でも時速120キロメートル程度となっている、排気量が少なめのオフロードバイクなどでのタンデムは避けた方が懸命だといえます。

また、シートの長さに2人で乗れる余裕がないと、ツーリングをするととても無理が生じてきます。

タンデムツーリングのバイク装備

タンデム、特に長距離でツーリングを行う場合には、荷物の場所が問題となっています。
2人分の荷物となると、それなりの容量も必要となってきます。
普段はリアシートにバッグを括りつけたりしている場合には、デイバッグに加えてたとえばタンクバッグなどの用意を新たにする、といった必要が生じます。

また、パッセンジャーの服装についても、運転者が前もってこまやかな配慮をしておきましょう。
パッセンジャーには免許は不要ですが、バイクにまったく乗ったことがないという方にとっては、バイクでの走行どのような服装にすればよいのか見当もつかないものです。
夏場でも、長そで長ズボン、できればライダーズジャケットなどを着用してもらうようにしましょう。

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