本格派アメリカンスタイル、スズキのイントルーダー
1985年、本格アメリカンスタイルとして世に生まれたのが、スズキのイントルーダーです。
それまでのスズキが販売していたスポーツタイプのアメリカンタイプとはまるで異なる、本格派アメリカンタイプに、スズキファンのみならず、多くのファンが魅了されました。
注目をされた1つのポイントは、その堂々たる風格。
本格アメリカンタイプと名乗るにふさわしい、リッチな雰囲気漂うスタイルとフォルムは、その場にあるだけで圧倒的な存在感を放ちました。
もはやハーレーダビッドソンがモデルと言っても過言では無いほどの圧倒的アメリカンスタイルは、大型バイクファンからも絶賛。
発表をされた瞬間から、多くのライダーに受け入れられた事で知られています。
もちろんパワーもアメリカンスタイル
スズキのイントルーダーは、もちろん見た目だけでは無く、中身も圧倒的アメリカンスタイル。
当時衝撃的とされたVツイン750を惜しみなく搭載することで、圧倒的な大排気量の、パワフルマシンが作り上げられました。
更に、ホイールベースは1545㎜、シート高680㎜、最低地上高125㎜と、非常に安定感のあるパーツを採用することで、大型排気量にもしっかりと対応。
日頃大型タイプに乗り慣れていないという方でも、しっかりと取り扱う事が出来るほどの、重厚感と安心感のあるスタイルに仕上がっていると言えるでしょう。
エンジン性能を支える冷却フィンは水冷式でSOHC4バルブ、747ccのショートストロークタイプ採用で、走行性能も充実。
結果、ツインキャブで63馬力、7000回転を実現することが可能となった、パワフルなブランドと言えるでしょう。
今までのスズキのアメリカンスタイルとは打って変わった、本格アメリカンスタイルに、国内を問わず国外からも支持が厚いマシン、スズキのイントルーダー。
現代に至るまでそのスタイルは絶賛され、歴史的名車としての呼び声も高いことで知られています。
各種シリーズが充実のイントルーダー
イントルーダーはその後、国内専用400や、250の小型タイプ、更に、輸出専用の世界一のビックトルクを誇る1400に至るまで、有りとあらゆるシリーズを展開してきました。
いずれも非常に安定感のあるビッグマシン、アメリカンタイプのマシンとして、国内外を問わずに、多くのライダーに支持されてきたと言えるでしょう。
いずれにもアメリカンスタイルならではのこだわりをしっかりと詰め込み、アクセル操作の簡単さを始め、より運転がしやすい工夫が施されている点が特徴です。
アメリカンタイプ=走りにくいというイメージを覆したと言っても過言では無い、非常に人気の強いタイプとして、今後も愛され続けて居るといえるでしょう。