アメリカで生き続けるホンダシャドウ・ファントム

新モデルがアメリカで投入

ホンダのクルーザーモデルのシャドウ・ファントムが、2020年になって新しいモデルが発表されました。
国内のバイカーの中にはこの名前を聞いて、少し懐かしいと思った方も多いでしょう。

国内マーケットではシャドウ・ファントムは2016年に生産終了しました。
しかし国内でも安定した人気があって、今なお根強いファンがいます。

2020年現在取り扱っているのは、アメリカン・ホンダというところです。
文字通り、アメリカで主に販売されます。
新型モデルが人気になれば、国内に逆輸入されることもあるかもしれません。

シャドウ750をベースに

シャドウ・ファントムは2009年に発売されました。
もともとはシャドウ750をベースにして、エクステリアを一部見直しました。
ブラックをベースにしたデザインは、先代と比較してよりワイルドさが前面に出てきた印象です。

その他にはシート高も特徴の一つです。
約650mmと比較的低めのレイアウトにすることで、足付き性を高めました。
街中でも取り回しに優れているので、ストレスを感じることなく運転できるでしょう。

エンジンについてはV2で745ccというスペックでした。
上質で十分なパワーが期待できます。
しかも燃料噴射装置は電子制御できるようになっているので、加速なども非常にスムーズです。
無駄にガソリンを使うこともなく、このクラスの中では燃費は比較的良いのも魅力の一つです。

いい音を感じさせるエンジン

最近のオートバイを見てみると、エンジン音があまりせず、静粛性にこだわったものが多いです。
騒音問題もあるので、街中で走行させるためには必要なものでしょう。
しかし「エンジン音がないとバイクで走っている感がない」というライダーも少なくないでしょう。

そのようなバイカーの気持ちを満たしてくれるのが、シャドウ・ファントムです。
エキゾーストが醸し出す排気音はV2のサウンドを忠実に再現しています。
しかも近年の音量規制もしっかり意識して、ちょうどいい感じに仕上がっています。

シャドウ・ファントムに搭載されているエンジンは、トルクに厚みがあるのも特色の一つです。
アクセルを吹かすと地面を蹴り上げるような力強いトルク感が出てくると言います。

積極性が求められるハンドリング

ハンドリングも特徴の一つです。
スロットルワークをうまく活用できるかどうかが、シャドウ・ファントムを乗りこなすためのポイントです。
うまく思い通りに走行するためには、いかに曲げていくかが重要です。

コーナリングをする際に、右手を勢い良く返すと豪快な走りを堪能できます。
また返したときにしっかり荷重がかかるところも魅力です。
誰でも気楽に乗りこなせない、だから自分は自由自在に操りたいと思えるようなバイクです。

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