ヤマハ初のACCが登場!
ヤマハの「トレーサー9 GT+」は、スポーツツーリングモデルとして開発されたバイクです。
このモデルの最大の注目となっているのが、ヤマハでは初めてとなるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が搭載されている点です。
このACCは安全な運転を支援するための機能のことで、専用のセンサーを搭載したうえでCPUと連動しながらアクセルとブレーキ操作の両方を自動的に行うことができます。
スポーツツーリングモデルともなると高速での運転の機会も多くなり、しかも長時間の移動による疲労で集中力が低下することもあります。
このACCはそうした状況でも安定・安全な運転を可能にし、事故のリスクを最小限に抑えることが可能なのです。
さらにこのトレーサー9 GT+では、加えて新型のユニファイドブレーキシステム、ACCの機能を高める「ACC作動専用モード」が設けられた電子制御サスペンションなども搭載されています。
トレーサー9 GT+の主な機能について
まず気になるのがACCの機能ですが、他社との差別化を意識しているのか、従来のACC搭載のバイクに比べて加減速制御が非常になめらかになっており、安定した走行を実現しています。
さらにACC作動専用モードを設けた電子制御サスペンションではフラッタな走行を可能にしており、速度や運転状況を問わずに安定に、かつライダーへの負担を最小限に抑えることができます。
安全性を重視するなら減速時のスムーズさが非常に重要なポイントとなりますが、このトレーサー9 GT+ではその点申し分なし、加えてスピードを落とした状態から加速する時の立ち上がりにおいても非常に高い評価を得ています。
さらに新形状のハンドルスイッチでは、ライダーがACCの機能を最大限に活用するための工夫が随所に設けられています。
増速/減速ボタンによってスムーズに車速設定ができるほか、車間時間の設定も専用ボタンによって行うことができます。
ハンドル操作に影響を及ぼすこともなく、しかも冬場などで厚手のグローブを装着しているときにもスムーズに操作できるボタン配置も魅力です。
ブレーキシステムは電子制御化されており、ブレーキの高い精度を実現しているほか、もしライダーのブレーキ操作が状況にふさわしくないと判断した場合にアシストする機能が作動してよりスムーズな減速する仕組みになっています。
メーターにはスマホとも連動可能な高輝度7インチのTFTメーターを採用、見やすさと使い勝手の良さの両面でレベルアップが見られます。
スポーツモデルとしての爽快感を備えつつ、安全な運転をサポートするための最新の技術をぜいたくに盛り込んでいるのがこのトレーサー9 GT+の大きな特徴です。
ヤマハ発のACC搭載モデルにふさわしい魅力と性能を備えている、と評価することができるでしょう。