カワサキ 空冷Z系エンジンの魅力

カワサキの空冷Z系エンジンの特徴

カワサキマシンの特徴の1つである空冷Z系エンジンは、カワサキライダーで無くとも多くのライダーに知られている人気パーツです。
こちらは空冷DOHC4並列4気筒エンジンとして、Z1を始め多くのマシンに搭載され続けた、後世にも残り続けるエンジンになります。

そのエンジン性能は開発されてから40年経っても陰を潜めることが無く、そのハイスペックぶりから積極的にマシンに導入してカスタムする方も少なくありません。
当時最新のメカニズムとして構築されたエンジンですが、時代を超えてもその性能は変わらず、パワー、スピード、頑丈さ、いずれをとってもバランスが良い造りとなっています。
構造上自身での整備をしやすい作りにもなっていますので、自身でメンテナンスをしているというライダーも少なくありません。

見た目にもクールな空冷Z系エンジン

ハイスペックな機能性はもちろんですが、ネイキッドスタイルならではのむき出しのスタイルだからこそ、デザイン性能も重要なポイント。
カワサキの空冷Z系エンジンはその点も非常に魅力的な造りとなっており、無骨すぎずクールなデザインで、ライダーの心を鷲づかみにしています。

元々は機能美を重視して設計されたエンジンデザインが、結果としてカワサキのスポーティーな見た目にふさわしい、クールなデザインに仕上ることになったのです。
曲線と直線が見事に組み合わさった機能美重視のシンメトリーデザインは、長時間見ていても飽きないというライダーがほとんど。
エンジンの構造を良く知らないという方でも、シリンダーやエキゾーストフランジなどクラシカルなデザインを見ているだけで、エンジンの美しさに魅了される事になります。

分解や整備のポイント

自身でも分解や整備をしやすい構造となっているカワサキの空冷Z系エンジン。
シリンダーから上部だけを取り外したりとメンテナンスを行いたいパーツごとの分解もできますので、各種メンテナンスがしやすい作りになっています。

メンテナンスを行う際にまずチェックをしたいのがシリンダーヘッド部分です。
こちらはオイルが溜まりやすいように敢えてデザインに工夫が施されていますが、事故後など変形が起きるような衝撃が起こった際に、このデザインがマイナスになることもあります。
大きなダメージを本体に負ったときには特に、万が一を考えて1度形状チェックを行うのがポイントです。

またバルブ周りの2バルブは直押し式のDOHC2バルブが採用されており、長時間ツーリング時も負担を軽減。
ただし経年劣化と共にどうしてもダメージを受けるポイントではありますので、バルブの大きさなど随時確認を行い、メンテナンスをする必要があるでしょう。

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