平均一人当たりの交通反則金支払い額

交通違反の反則金とは

仕事などでバイクに毎日乗っている方、そして、いろいろな知らない場所に行くことができ、行く行程を楽しむツーリング時代に魅力を感じ、年間何万キロも乗っている、というライダーもいらっしゃると思います
交通法規にのっとって公道を走行する、ということはもちろんですが、うっかり標識を見落としていたり等交通違反によって、警察に取り締まられたという経験がある方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
キップの種類、そして1人あたりの交通反則金の平均金額、反則金の使い道などをご紹介いたします。

キップの種類

交通違反をしたことを「警察にキップを切られた」と表現されるかたも多くいます。
実際のキップではありませんが、同じように反則金を色によって種類が大きく違ってきます。

まずひとつめが反則金です。
交通違反を行った場合、駐車違反や一時停止の場所を止まらなかった場合など、反則行為と呼ばれる、比較的軽いとみなされる違反に対して科せられる行政処分となります。

違反を確認した警察官によって、交通反則告知書と納付書が渡されます。
これが通称青キップと呼ばれています。
納付書の期限は青キップを渡された翌日から7日間で、郵便局や銀行などで支払いを行います。

交通違反の際に課せられるお金は、青キップの他にも赤キップと呼ばれる、罰金があります。
交通違反でも危険が高い、悪質だと考えられている違反となり、青キップとは違い、刑事処分となります。
赤キップが届けられたら検察に出頭し、簡易裁判所において罰金刑が確定をします。

交通反則金の件数

内閣府が発表した、交通安全白書によりますと、平成27年度において、道路交通法を違反して取締りを受けた件数は、約705万件となっています。
もっとも多い違反はスピード違反で、その次が一時停止違反となっています。

納付をした交通反則金そして罰金は、交通反則金納金として国の特別会計の歳入となり、おおよそ約700億円程度だといわれています。
歳入から件数を割ると、交通反則金・罰金1件あたりのおおよその平均金額を算出でき、1万円程度と見込まれます。
交通反則金・罰金を納付している人は、警視庁が発表している統計によりますと、平成23年から平成27年の5年間のうち、年間320万人ほどが違反者講習を受けています。
そのことから計算をすると、おおよそ1人あたり2.2件の交通違反を行っていることになるため、1人あたりで計算をすると2.2万円の交通反則金を納付していると考えられます。

交通反則金の使い道

交通反則金は、前述したとおり国の収入となります。
この収入は「交通安全対策特別交付金」という名目で、それぞれの都道府県に分配されるとなります。
都道府県は道路標識や信号機、歩道橋、ガードレールなどの設置や補修など、交通安全対策するための目的に使用しています。

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