年を追うごとに価格高騰が進む旧車

付加価値の付く旧車

ビンテージタイプのオートバイの価格が近頃どんどん上昇していると言います。
例えば70年代の名車の場合、300万円台で販売されても決して高くはないです。
車種やコンディションが良ければ600万円を超えるものもあり、新車よりも高いような名車もあるほどです。

そして80年代の車も70年代と比較してそん色ない価格で取引されているものもあります。
今後はさらにプレミア化が付加されるので、価格はますます上がっていく可能性が高いです。
80年代のバイクが欲しい、乗ってみたいと思っているのであれば、今すぐチェックしたほうがいいわけです。

個性が魅力の80年代

なぜ80年代の車種がこれまで支持を集めているのか、それは個性的なモデルが多かったからです。
オートバイの歴史の中でも80年代はエポックメイキング的な時代でした。
この10年間で、一気にバイクが進化したと言われています。

しかもこの時代、バブルの全盛期でした。
世の中のイケイケ的な雰囲気も手伝って、革新的な攻めたモデルがたくさん出ました。
今の時代では考えられないような自由な雰囲気が業界内にあったのでしょう。

2ストロークが人気

80年代のオートバイの特徴の中で見逃せないのは、2ストロークです。
2ストロークのレプリカは1990年代末に絶版になってしまいました。
今では購入できないというのがプレミアになって、価格が上昇傾向です。

専門家の間ではこのトレンドは当分続くだろうと見込まれています。
当時は人気のなかった車種ですらも、結構な高値のついている状況です。

80年代には2ストロークのデュアルパーパスも一部で回りました。
短期間で絶版になってしまった車種などは、そのレア度の高さから中古価格はかなりの高値を記録しています。
中には100万円を超えるような値のついている車種もあるほどです。

パワフルなのも魅力

ツーリングする人の間で80年代のオートバイは魅力に映るようです。
その理由の一つとして、パワフルな車種が多いからが挙げられます。

1992年に国内仕様の車種の自主規制が強化されました。
排気量別に馬力の上限が厳しくなりました。
250cc40ps、400cc53psが上限となりました。

それ以前は250cc45ps、400cc59psが上限だったので80年代はいずれもパワフルです。
先ほど紹介した2ストロークのほかにも4気筒のエンジンを搭載した車種も少なくありませんでした。

このため、現行モデルと比較して圧倒的に馬力があるわけです。
力強く走行できるので、山道などのワインディングを走っていて楽しいという意見も少なくありません。
このような走行性能の高さも、バイカーの間で評価される背景にあります。

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