ヘッドライトの役割
バイクにとってヘッドライト、前照灯は夜間はもちろん、昼間でも点灯をするものです。
平成10年よりも新しく製造がされた原動機付のバイクは、昼間でも前照灯を点灯をしている構造でなければいけない、と定められているため、昼間でもエンジンをかけると連動してヘッドライトが点灯するようになっています。
夜間に限らずいつも点灯をしておくように、バイクの免許の教習時に学習を行いますが、改めてヘッドライトの役割を確認をすると、自分自身が走行している先を照らすことはもちろんのこと、対向してくる自動車、同じ車線を走っている自動車やトラックのドライバー、また自転車や歩行者などに対しても、ここにバイクがいる、ということをアピールをするという意味があります。
特に夕暮れ時には、急激に視力が落ちてしまい、交通事故の原因となっています。
そのため、デフォルトで使っているヘッドライトをより明るくすることがおすすめです。
どうしてもバイクは大きな自動車の陰に隠れてしまいがちになりますので、ヘッドライトは安全に走行するためにも、ヘッドライトをより明るいものに交換をしてみましょう。
ヘッドライトの種類
ヘッドライトには大きく分けて3つの種類に分けることができます。
もっとも多くのバイクのヘッドライトに使用されているのが、ハロゲンランプと呼ばれる種類です。
消費する電力が高く、発熱量が多いことが特徴として挙げられます。
価格がもっとも安く、冬場にヘッドライトの凍り付きに強いというメリットもあります。
世界的に見ると、ヘッドライトの9割ほどがハロゲンだといわれていますが、国内では6割ほどだといわれています。
効率などの面から今後は減少傾向にあるといえます。
HIDは「High Intensity Discharged lamp」の頭文字を略した呼び方で、ディスチャージランプともいわれています。
特徴としては、ハロゲンランプにあるフィラメントがなく、電力消費も少ないことと、明るさが際立っていることが挙げられます。
暗い道などを通る機会が多い場合には、HIDが向いているともいえますが、対向車にとってまぶしく感じたり距離感が分からなかったり、白い光が強すぎるため前が見づらい状況になることもあるというデメリットがあります。
そして、最近急激に増加しているのが、LEDのヘッドライトです。
LEDはHIDと同じくフィラメントがありません。
明るさだけですと、HIDの方が一歩秀でていますが、ハロゲンランプと比べると、明るさの違いは一目瞭然です。
さらに寿命が長いことが大きな特徴で、10年以上経過をしても明るさは衰えることがありません。
ライトを点灯して、すぐに明るくなることも大きなメリットだといえます。
デフォルトでLEDをヘッドライトに採用をしている車種もあります。