ハイブリッドとは何?
自動車の世界ではハイブリッドカーが今では一般にも広く浸透しています。
ところでバイクでもハイブリッドが出ています。
ハイブリッドについて簡単に紹介すると動力源が複数ある乗り物のことです。
現在主流になっているのはガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせで走行できるスタイルです。
現在販売されているモデルは?
現在出ているモデルを見ると、マイルドハイブリッドのものが多いです。
ハイブリッドも2種類あってフルとマイルドがあります。
フルとはそれぞれの動力源が独立して走行できるだけのスペックを有するものです。
一方マイルドとは、モーターはエンジンの補助的な存在のタイプを指します。
発進するときや加速する際にエンジンの動力をアシストする形になります。
一方減速する際にはエネルギー回生が実施されます。
場合によってはアシスト部分の電池残量が足りない場合もあるでしょう。
その際には回生によって残量を増やします。
一定量に回復するまでは、先ほど紹介したアシスト機能はいったん中止になります。
課題もある
ハイブリッドのオートバイの場合、量産化されている半面課題もあります。
電気モーターを搭載しなければならないので、パワーユニットはどうしても従来と比較して大きくなります。
その結果、トランク容量が若干少なくなっています。
バッテリー部分が新たに追加されたことでどのように各パーツのレイアウトを構成するかが問題になってくるでしょう。
新しく投入された車種の場合、トランク量は減少しました。
しかしできるだけ容量を減らさないように工夫も凝らしてあります。
街乗りなど実用的な部分もほとんど不自由を感じることはないです。
ただし今後フルハイブリッドにするとなると、モーター部分のパワーアップが必要不可欠です。
そうなると限られたスペースでどう搭載するか、また課題になってくるでしょう。
ハイブリッドバイクの今後について
ハイブリッドのオートバイの需要は今後高まってくると見られます。
その背景にあるのが2035年問題です。
2035年問題とは東京都の出している方針が関係しています。
2035年までに2輪車は純ガソリンエンジンの新車販売を禁止するという案です。
ちなみに自動車の場合2030年までにはガソリンエンジンの新車販売は禁止にするそうです。
もしこの方針が実際に通ったとしたら、従来のガソリンエンジンの車種は購入できなくなります。
電動バイクやハイブリッドタイプしか、新車として購入できないわけです。
今後ますますエコに対する意識は高くなってくるでしょう。
そうなると自動車だけでなくオートバイもハイブリッド化がどんどん進む可能性は十分あります。