バイクの重量
バイクを選ぶ際に、バイク本体の重量が問題となることがあります。
重量によって軽いバイク、重いバイクと区別され、それぞれメリット・デメリットがあり、乗る人によって、それぞれ好みが分かています。
それぞれのバイクの特徴や、選び方のポイントなどをご紹介いたします。
重いバイクは迫力がある走りを楽しめる
重いバイクは、乾燥重量でおおよそ250キロ以上の車体を指しています。
走行をしている分には重さは関係ないため、重ければ重い分、走行がしっかり安定をします。
また重いバイクは排気量が大きいため、パワーが大きく、迫力満点の走りを楽しめることが大きなメリットです。
また、その重量から高速を走行している際に横風などにあおられにくいというメリットがあります。
ただ重いということは、その分運転テクニックなどの技術面が必要となる部分が大きくなってきます。
カーブにおいては遠心力が大きくはたらきますので、コーナリングがむつかしく、そして、ブレーキの距離が長くなるというデメリットがあります。
軽いバイクは女性でも扱いやすい
軽いバイクは、最も原付バイクで乾燥重量が70キロ程度のものがあります。
126ccを越えていても、オフロードタイプのバイクであれば、林道を気軽に走れることを目的をしていることから、軽く製造されており、120キロ程度の車種が販売されています。
立ちごけをしてしまった場合、押して歩いたり、引き起こすのに相当な力が要るため、女性にとっては重いバイクよりも軽いバイクの方が良いとされることもあります。
軽いバイクは取り回しが行いやすいというのがもっとも大きなメリットだといえます。
そして加速が良いこと、そしてブレーキの距離が短いことも特徴的ですが、軽い分、不安定になるというデメリットもあります。
重さごとのブレーキング
前述のとおり、ブレーキの制動距離は、重さによって大きく左右されます。
単純計算で、2倍重量が違うバイクだと、重いバイクは軽いバイクと比べて2倍の制動距離を要することになります。
もちろん重いバイクには、ブレーキを補助するABSや前後連動ブレーキといった高い機能が付いており、安全に止まれるようになっています。
しかし軽いバイクでも重いバイクでも、重要なのは運転手のブレーキング操作によるといえます。
重いバイクは、その性能の高さから、ホイールがロックされることもあるため、できるかぎり急なブレーキは避けるようにします。
ゆっくりとブレーキレバーを引いて前輪を押し付け、さらにレバーを握っていくことによってロックを防ぐことができます。
対して軽いバイクは、シングルディスクブレーキもしくはドラムブレーキとなっているため、最初からしっかりとブレーキを握る必要がある車体もあります。