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ヘアピンカーブの曲がり方

ヘアピンカーブは油断大敵

少し見ただけでもつい恐怖してしまう、ヘアピンカーブ。
あまりの急なカーブに、一旦完全に停車して、バイクから降りてカーブを曲るという初心者ライダーも少なくありません。

確かにそれも安全策としては1つの方法ですが、ヘアピンカーブは、ちょっとしたコツを掴めば、普通のカーブの感覚で、楽しく曲ることが出来るでしょう。
もちろん無理をする必要は有りませんが、例えばこのようなポイントを抑えて、ヘアピンカーブを克服してみて下さい。

スピードは早め早めに落とす

とにかくコーナリングで重要なポイントは、自然にスピードを落として行くということです。
スピードが速すぎると、確実に曲ることが出来ず、大事故に繋がりますので、適切なスピーードをマスターして運転するようにしましょう。

早め早めにカーブがあるスポットを確認することはもちろん、事前にヘアピンカーブがあるかどうかをマップで確認し、心の準備をしておくことが重要です。
ブレーキで落とすのではなく、アクセル操作でスピード調整が出来るくらいの余裕を持って、運転するようにしてみて下さい。

ヘアピンカーブがあるスポットは、山道や急な坂道などが多い傾向があります。
ツーリングをする際にそうしたスポットを訪れる場合は、事前にマップなどを確認して、カーブの状況を確認しておくことが大切です。

特に下り気味なヘアピンカーブを曲る際には要注意。
思って居るよりもスピードが上がる傾向がありますので、出来るだけ早めにスピードを緩めるように心がけると、上手く曲がれるようになります。

アウトラインから入って余裕なコーナリングを

ヘアピンカーブは、ただ曲がりきれば良いというわけではありません。
カーブの向こう側から対向車が来ないかどうか確認をしながら、安全に曲ると言う事が重要になります。

基本的にはミラーが付いていますが、ミラーがよく見えないスポットも多くありますので、アウトラインを狙ってカーブをすることが重要です。
アウトラインから曲っていくことで、対向車から見えやすくなり、正面衝突など危険な状態を防ぐ事が出来るでしょう。

アウトラインから余裕を見てカーブに突入し、徐々にインラインに入っていくことで、安心してカーブをすることが出来ます。
最初からインラインに入ってしまうと、車体を十分倒せなくなるというデメリットも発生しますので、必ず最初はアウトライン気味に侵入していくように心がけましょう。

ヘアピンカーブは、安定した状態で、出来るだけ余裕を見て走るようにすることで、安心してカーブすることが可能です。
慣れるまではスピードを遅めにして、感覚が掴めるまで練習を重ねるように心がけましょう。

雪道でのスリップ対策

雪道では運転をしないことが鉄則

雪道、アイスバーンを起こしているような道路では、二輪は非常に危険です。
車と違って安定しにくく、少しのバランスの乱れがすぐに転倒に繋がる恐れがあります。

その為、初心者ライダーは特に、雪道での運転を避けることが大切です。
アイスバーンなど道が凍っている状態ではなおさら、通常装備では確実に転倒する可能性がありますので、出来るだけ運転をしないようにしましょう。

ですが、どうしても運転をしないといけないという場合。
事前に運転方法や、有る程度の設備を準備しておくことで、運転をすることが可能です。

例えば、このようなポイントを抑えて、運転するようにしましょう。

雪道をどうしても運転する際に必須のアイテム

まず必要なのは、バイク用のスタッドレスタイヤです。
車用と同じように、バイク用にもスタッドレスタイヤがありますので、雪道を走る可能性が有る場合は、事前にタイヤを履き替えておきましょう。

また、後輪に装着するタイヤチェーンもありますので、チェーンを活用するのも1つの方法です。
チェーンを活用することで、車と同じように、通常時に比べると比較的走行が安定しますが、絶対に安心とは言えないため、出来るだけ走行時にも、テクニックを駆使するようにしましょう。

まず、急ブレーキや急発進、急加速をしないことが重要になります。
雪道は急な動作がスリップに繋がりますので、とにかくゆっくりとアクセルを回し、ブレーキを使わずにアクセルを閉めることでスピード調整することが大切です。

普段通りの高速スピードは絶対に出さずに、足を使ってでも止まれるような、ゆったりとしたスピードで走る事で、大事故を防ぐことが出来ます。
スピードを出した瞬間、スリップ、転倒する可能性が高いため、とにかく慎重に走行するようにしましょう。

通常装備で走らないといけない場合

どうしても通常装備で走行しないと行けないという場合。
走行時にはとにかく、ゆっくりと、のんびりと走るようにしましょう。
足を使えば止まれるようなスピードで走る事で、大事故、転倒を防ぐことが出来ます。

また、走る事が怖いという場合は、バイクを押して行くのも1つの方法です。
バイクを押してアイスバーン状態を抜けてから、改めてバイクに乗るだけでも、危険性を減少させることが出来ます。

ただし、バイクを押す際に、足下が滑りやすい靴を履いている場合、返ってバイクを巻き込んで転倒してしまう可能性があるでしょう。
とにかく慎重に、体重をかけすぎないように、丁寧にバイクを押すように心がけましょう。
アイスバーン状態の道を走る可能性が有る場合は、事前に滑りにくい靴を履くことも非常に重要なポイントです。

ハイドロプレーニングを回避する

とっても危険なハイドロプレーニング

雨の日の運転の際、特に気をつけないといけない現象が、ハイドロプレーニングです。
ライダーのほとんどが、人生で一度は味わったことがある現象で、場合によっては大事故に繋がるというケースも少なくありません。

ハイドロプレーニングとは、走行中に突如、横滑りや浮遊感のある走行感覚に陥り、ハンドル操作が一瞬不能になる現象を指します。
原因には色々とありますが、タイヤの溝に水が入り混んで、有る程度蓄積してしまった結果、スリップのような事態に陥ってしまうのです。

ハイドロプレーニングは主に、高速道路などの速度が早いスポットや、コーナリングをする際に起きやすい現象として知られています。
通常通りの運転をしていても、突如起る事がある現象ですので、非常に危険と言えるでしょう。

雨の日だけではなく、地面が濡れているスポットなどでも、タイヤに水が蓄積して、ハイドロプレーニングが起きる事があります。
ハイドロプレーニングが一度発生すると非常に危険ですので、雨の日や、雨上がりの日にバイクを運転する際には特に、注意をする必要があるでしょう。

運転の仕方でハイドロプレーニングは防げる?

ハイドロプレーニングは、運転の仕方に気を配る事で、有る程度防ぐ事が出来る現象です。
ハイドロプレーニングを防ぐ為には、主にこのような事に注意をして運転をしましょう。

まず、スピードの出し過ぎです。
コーナリング等は特に、スピードを出しすぎると転倒の恐れがありますので、出来るだけ速度を徐々に落としてから、コーナリングすることが重要でしょう。

次に、日頃の点検を欠かさず行うという事です。
こちらは運転技術の問題ではなく、ハイドロプレーニングを根本的に防ぐ為の方法になります。

タイヤがすり減っていないか、タイヤの空気圧が適正かどうかなどを日頃から確認し、タイヤの状態をチェックしておくことで、タイヤの不備を無くすことが重要です。
点検を定期的に行い、常に万全なタイヤの状態をキープするようにしてみて下さい。

ハイドロプレーニングが起きたらあわてずに

ハイドロプレーニングが起きたときは、つい慌ててしまいがちですが、きちんと対応をすれば大事故に繋がる事はありません。
事前に方法を学んでおいて、いざという時に備えましょう。

ハイドロプレーニングが起きたときには、焦らずにゆっくりとアクセルを戻して、ハンドルやブレーキなどの操作を、とにかくゆっくりと行って下さい。
慌てて操作を行った瞬間、確実に転倒します。

速度を自然に落とすことを目的として、アクセルをゆっくりと閉じていき、バランスをそのままにして、タイヤが元に戻るのを待ちましょう。
足を付けられるようになったら、出来るだけ早めにつけて、安定した状態にして下さい。

平均一人当たりの交通反則金支払い額

交通違反の反則金とは

仕事などでバイクに毎日乗っている方、そして、いろいろな知らない場所に行くことができ、行く行程を楽しむツーリング時代に魅力を感じ、年間何万キロも乗っている、というライダーもいらっしゃると思います
交通法規にのっとって公道を走行する、ということはもちろんですが、うっかり標識を見落としていたり等交通違反によって、警察に取り締まられたという経験がある方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
キップの種類、そして1人あたりの交通反則金の平均金額、反則金の使い道などをご紹介いたします。

キップの種類

交通違反をしたことを「警察にキップを切られた」と表現されるかたも多くいます。
実際のキップではありませんが、同じように反則金を色によって種類が大きく違ってきます。

まずひとつめが反則金です。
交通違反を行った場合、駐車違反や一時停止の場所を止まらなかった場合など、反則行為と呼ばれる、比較的軽いとみなされる違反に対して科せられる行政処分となります。

違反を確認した警察官によって、交通反則告知書と納付書が渡されます。
これが通称青キップと呼ばれています。
納付書の期限は青キップを渡された翌日から7日間で、郵便局や銀行などで支払いを行います。

交通違反の際に課せられるお金は、青キップの他にも赤キップと呼ばれる、罰金があります。
交通違反でも危険が高い、悪質だと考えられている違反となり、青キップとは違い、刑事処分となります。
赤キップが届けられたら検察に出頭し、簡易裁判所において罰金刑が確定をします。

交通反則金の件数

内閣府が発表した、交通安全白書によりますと、平成27年度において、道路交通法を違反して取締りを受けた件数は、約705万件となっています。
もっとも多い違反はスピード違反で、その次が一時停止違反となっています。

納付をした交通反則金そして罰金は、交通反則金納金として国の特別会計の歳入となり、おおよそ約700億円程度だといわれています。
歳入から件数を割ると、交通反則金・罰金1件あたりのおおよその平均金額を算出でき、1万円程度と見込まれます。
交通反則金・罰金を納付している人は、警視庁が発表している統計によりますと、平成23年から平成27年の5年間のうち、年間320万人ほどが違反者講習を受けています。
そのことから計算をすると、おおよそ1人あたり2.2件の交通違反を行っていることになるため、1人あたりで計算をすると2.2万円の交通反則金を納付していると考えられます。

交通反則金の使い道

交通反則金は、前述したとおり国の収入となります。
この収入は「交通安全対策特別交付金」という名目で、それぞれの都道府県に分配されるとなります。
都道府県は道路標識や信号機、歩道橋、ガードレールなどの設置や補修など、交通安全対策するための目的に使用しています。

白バイの運転技術が凄い!

警察組織の花形、白バイ隊員

警察の白バイ隊員は、警察組織の中でも花形と呼ばれる部署だといわれています。
一般道や高速道路で交通違反の取り締まりやパトロール等の任務を行っている姿を見かけることがあると思います。

その他にも、マラソンや駅伝などでトップランナーを先導する白バイをテレビなどで映し出されることを見て、あこがれたという方も多いのではないでしょうか。
実際に、テレビで見て白バイ隊を志願し、警察官になったという隊員もいらっしゃるようです。

白バイ隊員は、それぞれの都道府県の警察に所属している警察官から選抜されます。
警察官として勤務したのちに、さまざまなステップを経た上で、白バイ隊員として選ばれます。

現在、全国で約3000人ほどの白バイ隊員がいるとされており、そのうち女性も増えてきており約130人ほど在籍しています。
それでも全国の警察官全体の人数から考えると、非常に狭き門です。

白バイ隊員になるには

白バイ隊員になるための条件としては、都道府県によっても多少違いはありますが、まずは白バイを運転するための大型自動二輪車の免許を取得することがあります。
どの警察官も、警察官になる以前に所属をする警察学校の在学中において、小型限定の免許は取得する必要がありますが、大型自動二輪車の免許は、自分の費用で取得しなけれいばいけません。

警察官として、交通取り締まりを行って実績を積み重ねた上で、それぞれの都道府県警において、養成所へ入ることができます。
養成所では1か月白バイ隊員に必要な技術や知識を学び、試験に合格をした後、白バイに乗れるようになります。
白バイ隊員になっても、白バイの運転技術は非常に高く、ドライバーの見本となるように、そして、どのような状況下でも任務を遂行できるように、日々の練習、訓練が必要となります。

全国白バイ安全運転競技大会

毎年1回、全国の都道府県警の白バイ隊員の中でもさらに選ばれた隊員3名が、茨城県のひたちなか市にある安全運転中央研修所という、安全運転を教育する施設に集まります。
そして2日間にわたり日々の練習の成果を発表し、日本一を競い合う大会が開かれます。

階段や坂を走行するトライアル競技、ダートの上に置かれた階段や障害物を乗り越えていくモトクロスのような不整地走行競技、市街地などでもスムーズに走行できるように、低速バランスで8の字やUターンを行うバランス走行競技、そして、低速、もしくは中速でコーナリングの技術を競う傾斜走行競技、この4種目を2日間にわたって行われ、総合得点を競います。
白バイ安全運転競技大会の見学は自由に行うことができ、しかも無料ですので、選ばれた白バイ隊員ならではの高度な運転テクニックを存分に眺めることができます。

バイクの重量によって姿勢が変わる

バイクの重量

バイクを選ぶ際に、バイク本体の重量が問題となることがあります。
重量によって軽いバイク、重いバイクと区別され、それぞれメリット・デメリットがあり、乗る人によって、それぞれ好みが分かています。
それぞれのバイクの特徴や、選び方のポイントなどをご紹介いたします。

重いバイクは迫力がある走りを楽しめる

重いバイクは、乾燥重量でおおよそ250キロ以上の車体を指しています。
走行をしている分には重さは関係ないため、重ければ重い分、走行がしっかり安定をします。
また重いバイクは排気量が大きいため、パワーが大きく、迫力満点の走りを楽しめることが大きなメリットです。

また、その重量から高速を走行している際に横風などにあおられにくいというメリットがあります。
ただ重いということは、その分運転テクニックなどの技術面が必要となる部分が大きくなってきます。
カーブにおいては遠心力が大きくはたらきますので、コーナリングがむつかしく、そして、ブレーキの距離が長くなるというデメリットがあります。

軽いバイクは女性でも扱いやすい

軽いバイクは、最も原付バイクで乾燥重量が70キロ程度のものがあります。
126ccを越えていても、オフロードタイプのバイクであれば、林道を気軽に走れることを目的をしていることから、軽く製造されており、120キロ程度の車種が販売されています。
立ちごけをしてしまった場合、押して歩いたり、引き起こすのに相当な力が要るため、女性にとっては重いバイクよりも軽いバイクの方が良いとされることもあります。

軽いバイクは取り回しが行いやすいというのがもっとも大きなメリットだといえます。
そして加速が良いこと、そしてブレーキの距離が短いことも特徴的ですが、軽い分、不安定になるというデメリットもあります。

重さごとのブレーキング

前述のとおり、ブレーキの制動距離は、重さによって大きく左右されます。
単純計算で、2倍重量が違うバイクだと、重いバイクは軽いバイクと比べて2倍の制動距離を要することになります。
もちろん重いバイクには、ブレーキを補助するABSや前後連動ブレーキといった高い機能が付いており、安全に止まれるようになっています。

しかし軽いバイクでも重いバイクでも、重要なのは運転手のブレーキング操作によるといえます。
重いバイクは、その性能の高さから、ホイールがロックされることもあるため、できるかぎり急なブレーキは避けるようにします。
ゆっくりとブレーキレバーを引いて前輪を押し付け、さらにレバーを握っていくことによってロックを防ぐことができます。
対して軽いバイクは、シングルディスクブレーキもしくはドラムブレーキとなっているため、最初からしっかりとブレーキを握る必要がある車体もあります。

LEDヘッドライトで何か変わる?

ヘッドライトの役割

バイクにとってヘッドライト、前照灯は夜間はもちろん、昼間でも点灯をするものです。
平成10年よりも新しく製造がされた原動機付のバイクは、昼間でも前照灯を点灯をしている構造でなければいけない、と定められているため、昼間でもエンジンをかけると連動してヘッドライトが点灯するようになっています。

夜間に限らずいつも点灯をしておくように、バイクの免許の教習時に学習を行いますが、改めてヘッドライトの役割を確認をすると、自分自身が走行している先を照らすことはもちろんのこと、対向してくる自動車、同じ車線を走っている自動車やトラックのドライバー、また自転車や歩行者などに対しても、ここにバイクがいる、ということをアピールをするという意味があります。

特に夕暮れ時には、急激に視力が落ちてしまい、交通事故の原因となっています。
そのため、デフォルトで使っているヘッドライトをより明るくすることがおすすめです。
どうしてもバイクは大きな自動車の陰に隠れてしまいがちになりますので、ヘッドライトは安全に走行するためにも、ヘッドライトをより明るいものに交換をしてみましょう。

ヘッドライトの種類

ヘッドライトには大きく分けて3つの種類に分けることができます。
もっとも多くのバイクのヘッドライトに使用されているのが、ハロゲンランプと呼ばれる種類です。

消費する電力が高く、発熱量が多いことが特徴として挙げられます。
価格がもっとも安く、冬場にヘッドライトの凍り付きに強いというメリットもあります。

世界的に見ると、ヘッドライトの9割ほどがハロゲンだといわれていますが、国内では6割ほどだといわれています。
効率などの面から今後は減少傾向にあるといえます。

HIDは「High Intensity Discharged lamp」の頭文字を略した呼び方で、ディスチャージランプともいわれています。
特徴としては、ハロゲンランプにあるフィラメントがなく、電力消費も少ないことと、明るさが際立っていることが挙げられます。
暗い道などを通る機会が多い場合には、HIDが向いているともいえますが、対向車にとってまぶしく感じたり距離感が分からなかったり、白い光が強すぎるため前が見づらい状況になることもあるというデメリットがあります。

そして、最近急激に増加しているのが、LEDのヘッドライトです。
LEDはHIDと同じくフィラメントがありません。
明るさだけですと、HIDの方が一歩秀でていますが、ハロゲンランプと比べると、明るさの違いは一目瞭然です。

さらに寿命が長いことが大きな特徴で、10年以上経過をしても明るさは衰えることがありません。
ライトを点灯して、すぐに明るくなることも大きなメリットだといえます。
デフォルトでLEDをヘッドライトに採用をしている車種もあります。

立ちゴケに対して予備のパーツも必要

立ちゴケは珍しいことではない

バイクを乗っている方であれば、立ちゴケと呼ばれる状態になる経験は少なからずあるのではないかと思います。
立ちゴケとは、バイクで停車をしていたり、停車をしようとしていたり、低速スピードでで走行をしている時に、車体のバランスを崩して、転倒をしてしまうことを指します。
立ちごけとも、立ち転けとも表記されることがあります。
バイクの免許の教習中はもちろん、免許を取得してまもない初心者の時期でも、そして、何十年も乗っているベテランライダーでも立ちごけは珍しいことではありません。

ケガの原因となったり、バイクの故障の原因ともなり、時には困ったことや、危険な状況にもなりかねない立ちゴケは、誰でも起こり得ることですが、なるべくなら防ぎたいものです。
立ちゴケの予防や、立ちゴケをした時の対処方法、そして、ツーリングの際などに備えておきたい工具やパーツなどをご紹介いたします。

立ちゴケが起きる原因

立ちゴケを起こしてしまう原因は、いろいろなことが考えられます。
ステップが濡れていたために滑ってしまったり、停車をしてバイクから降りようとした際、またバイクに乗ろうとした際にうっかりバランスを崩してしまい、バイクの車体の重さを支えることができなくなってしまったり、ギアを戻し忘れていたり、砂利道など不安定な場所を走行している際にも起こることがあります。

バイクを倒してしまったら、すぐに起こしたくなりますが、まずは慌てないことです。
そして必ず、安全確認を行いましょう。
もし自動車やトラックが多い道路ですと、とても危険となりますので、後方からやってくる車に対して、身振り手振りなどを用いてバイクが倒れていることを認識させるようにしましょう。

そして同時に、キルスイッチをオフにして、エンジンを必ず止めるようにしましょう。
エンジンが止まっていない状態で引き起こしたりすると、アクセルが開いてしまい過回転という状態になってしまったり、マフラーでやけどをする可能性がないといえません。

エンジン停止を確認し十分に安全を確認できたら、バイクを起こす作業に入ります。
ギアは1速、もしくは3速に入れるようにし、タイヤを動かさないようにします。
バイクの倒れ方によってギアが変えられない場合には、ブレーキレバーを固定しておく方法もあります。

そしてバイクのシートのそばにかがみ、上半身はタンクなどに触れるようにし、左手でハンドル、そして右手部分はフレームなどを握り、立ち上がる脚の力を利用して、一息に引き起こすようにします。

用意すると便利なもの

倒れた拍子にブレーキレバーやクラッチが折れる可能性もあります。
そのため、長距離の場合には、あらかじめ予備を用意しておくことがおすすめです。
ステップや工具なども同時に用意しておくと安心です。

冬シーズンに向けたオイル交換について

寒い時期のオイル

冬の間もバイクに乗っているという方もいれば、冬場は降雪や寒さなどの関係でバイクにほとんど乗る機会がないので、車庫に保管しているというケースもあると思います。
四季がはっきりしている日本では、衣服や暖房など、冬に向けてしっかり支度を行います。

私たちと同じく、バイクのオイルも冬に向けて準備を行う必要があります。
気温や湿度が大きく変化することを考えながら、バイクもメンテナンスや整備を考えていきましょう。

バイクにとって必要不可欠なエンジンオイル

車やバイクにおけるエンジンオイルとは、エンジンを動かすために必要なものです。
エンジンの下の部分にエンジンオイルがあり、オイルポンプによって吸い上げられて、エンジンが動く仕組みとなっています。
人間にたとえるならば、エンジンは心臓で、エンジンオイルは血液となって、身体の隅々まで血液を送りだすはたらきがあり、身体を動かす動力となっているのです。

ある程度走行をすると、オイルの中に少しずつ汚れがたまっていきます。
そして汚れはエンジンに積もっていきます。
そのため、オイルの交換サイクルは、3000キロメートルから5000キロメートル走行、もしくは半年ごとといわれています。

ただ頻繁に走行をしている場合ですと、交換サイクルの走行キロメートルに達していなければ、エンジンを掛けることによって、オイルが再び車体中にめぐるようになります。
しかし冬の期間、数か月間も保管をしていてエンジンをかけないままでいると、エンジンにたまった汚れはそのままになってしまう状態になります。
そのため冬の準備のためには、オイルを換えたばかりという場合を除いて、保管をする前にオイルを交換をしておくのが良いといわれています。

エンジンをかけていない状態で、オイルをそのままにしておくと、オイル自体が古くなってしまうのではと考える方もいらっしゃいますが、冬の間だけでしたらオイルが古くなることはないといわれています。
温度が120度を越えた高温の状態や、水が入り込んでしまった状態であれば、オイルがどんどん古くなっていきます。
しかし、エンジンを停止して保管をしているバイクの中では高温になることは考えにくく、さらに、水が混入しない閉ざされた中に入れていますので、問題ないと考えることができます。

保管場所については、なるべく室内で温度が変わらない場所を選ぶようにしましょう。
ガレージがない場合、場所がない場合には、バイクショップなどの保管サービスを利用することも良いでしょう。
屋外の場合は、直接アスファルトなどに接しないように注意を払いましょう。
そして春になって再びバイクに乗りはじめる時には、オイルの状態を必ず確認を行うように気を付けましょう。

スクーターのヘッドライトの取り付け方法

ヘッドライトの役割

スクーターをはじめとしてバイクにとって、公道を走行する上でヘッドライトはとても必要なものです。
天候が悪い時や、夜間での走行の際に、走行方法を照らす、必要不可欠な照明装置です。
ヘッドライトには、走行のために照らす役割だけではなく、対向車や同じ車線を周囲を走行している車や、歩行者などに、自分のバイクの存在を示すという同じくらい重要な役割があるのです。

また、バイクの正面に位置していて、バイクの中でもとても目立つ場所であるヘッドライトは、カスタムを簡単に行える箇所でもあるといえます。
さらに、もともと付いていたものよりも、もっと明るい電球を選択することで、暗い道での走行がしやすくなるというメリットもあります。
気軽に行えるカスタムとしてヘッドライトの電球の交換を行ったり、また、もしも急にヘッドライトの電球が切れた際にあわてないようにするためにも、ヘッドライトを一度交換してみるのも良いでしょう。

ここではヘッドライトの種類や交換方法をご紹介いたします。

ヘッドライトの交換方法

スクーターの種類などにもよりますが、ヘッドライトの交換は自分自身で気軽に行うことが可能です。
また交換をするとなると、価格も気になりますが、他の部品等と比較しても、比較的リーズナブルな価格帯で交換をすることができます。

もっとも簡単に交換が行えるタイプは、バイクの車体とヘッドライトが別々になっているタイプのものです。
バイクの専門店などに行くと、車種ごとにヘッドライトのキットが販売されています。
取り付けの器具などがセットになっているため、取り付けが容易に行えるようになっています。
このタイプは、バイクの車体とヘッドライトが別々ということで、バイクの印象をがらりと変えることができます。

また、ヘッドライトのレンズ部分を外して交換をするタイプもあります。
レンズのみを交換するため、デザインや見た目は変わりません、また、ヘッドライトをすべて分解する手間がかかります。
ただより明るくするなど、性能を良くすることができ、リーズナブルに交換を行うことができます。

デザイン性を重視する場合には、汎用タイプと呼ばれる、車種には関係なく作られたヘッドライトを付ける方法もあります。
定番のかたちだけでなく、ユニークな形など、いろいろなデザインが販売されているため、好きなものを取り付けられることが大きなメリットです。
ただ取り付けをするためには、配線などを自分で行う必要があります。

また、ライトそのものではなく、電球のみを交換する方法もあります。
近年登場したディスチャージランプは、HIDとも呼ばれています。消費電力が少なく、より明るくすることができます。
スクーター用のディスチャージランプや、照明として広く用いられているLEDのヘッドライトがキットで販売されています。
取り付けることで、より安全性を高めることができます。