強風でハンドルが大きくふられてしまう
バイクに乗っていて怖いと感じることの一つが強風です。
強風が吹くとハンドルが左右に振られてしまい思うように運転できなくなることがあります。
こういった時、うまく対処できればいいですが、場合によっては転倒する危険があります。
事故になることもあるのでこのような状態になったらどうすればいいのかを知っておくことが大切です。
強風でハンドルがふられる原因
基本的にバイクでハンドルがふられるのは強風の時です。
強風でも特に注意が必要な時としてトンネル出口があります。
高速道路はバイクも速度が出ているので影響を受けやすく、トンネルの出口は横風が吹くので隣の車線まで流されるほどの強風を感じることがあります。
かなりの風邪の強さなので思うようにハンドルがうごかせない、ふられてしまうということはよくあることです。
そこで、できるだけふれないようにするための対策をしておく必要があります。
一般的には少しふられてもすぐに収まるものです。
しかし思いのほかふれが大きくなるのは複数の要因が重なっていることが理由です。
風が強いこと以外に自分のスピードが出ることやアクセルを閉じていること、路面が荒れていることなどが重なるとこういった時にはフロント荷重が増えてしまうことでよりいっそうふれが大きくなってしまうことがあります。
そこで、難しいことではあるのですが、もしもハンドルがふれてしまったらアクセルを開け気味にしてフロント荷重を減らすようにして少しずつリアブレーキでスピードを落とすようにしましょう。
もしもハンドルがふれたら驚かず冷静にこのアクションがとれると収まります。
ステアリング周りのトラブルによるふれ
強風によってふれやすくなることはもちろんですが、それ以外にもステアリングヘッド周りに何かトラブルがあるとそれが原因でふれやすくなることもあります。
普段走っていて何も違和感がなくてもステアリングヘッドに不具合がありスピードを出すとふれやすくなることはあるので気になるようならステアリングヘッドを確認してみましょう。
例えば、ステアリングヘッドベアリングの締め付けが弱くなっていたり、ステアリングステムとトップブリッジがねじれていたり、フロントフォークの突き出しが左右でずれていたりすると触れやすくなってしまいます。
日々のメンテナンスでこういったところを確認しておくと風の強い日のツーリングも安心です。
ただ、ステアリングヘッドの締め付けが適切であるかどうかを判断するのは容易ではありません。
そのためまずはバイクショップや日々メンテナンスを自分でしている人のような詳しい人にどのくらいが適切なのかを教えてもらうようにしましょう。