バイクにも起こるバッテリー上がり
自動車を運転している人の多くが経験するバッテリー上がりですが、バイクでも同様の症状は起こります。
自動車の場合には停車中にヘッドライトをつけっぱなしにするなど電力を放出してしまっていた場合によく起こりますが、バイクの場合には本体の故障が原因である場合がほとんどです。
バイクの場合にはヘッドライトはエンジンをかけたときに自動的に着くようになっているタイプがほとんどなので、エンジンを切ると自動的に切れてくれて電力だけをムダにすることはありません。
またクーラーや音楽用のAV装置などもバイクにはついていないので、電力そのものが使用される機会が少ないのです。
しかし一度バッテリー上がりが起こってしまうとエンジンがかからなくなり、ライトやウインカーが着かないといった重大な症状となります。
走行中にライトが暗いと感じるときなどはバッテリーが寿命を迎えていることが考えられるので早めに交換をしましょう。
不具合の原因は充電と発電の装置の故障
バイクのバッテリー上がりのほとんどの原因は、ジェネレーターという発電機とレギュレーターという充電圧制御回路の故障です。
正常なバッテリーは発電をしつつ走行中のエネルギーを使って充電を繰り返していきます。
ですが長期間放置をしていたために電力の消費が極端に多くなってしまった場合や、そもそも上記の2つの機械が故障している場合には充電ができなくなってバッテリー上がりが起こってしまいます。
バッテリーを変えたばかりなのにすぐに電力が下がってくるということもあるので、そうした場合は整備点検を受けてみてください。