バイクを購入するにはまずタイプ選びから
バイクショップに行くとかなり多数の種類のバイクが展示されています。
自分で購入するバイクを選ぶときにはあまり細かいことは気にせず一番気に入ったものを購入するのがおすすめなのですが、初心者の場合にはそれぞれのバイクのタイプを把握しておいた方が選ぶ時の参考にすることができます。
一般公道での走行向けに販売されているバイクは「ネイキッドタイプ」「スーパースポーツ(レーシングレプリカ)タイプ」「アメリカンタイプ/クルーザー」「オフロード」「スクーター」といったように大きく分類をすることができます。
販売されているバイクの中でも数が覆いのは「ネイキッドタイプ」と言われる大きなタンクと太めのタイヤを持ったもので、扱いやすさと普遍的な定番デザインが魅力です。
ネイキッドタイプの代表と言われているのがホンダのCB400などのシリーズで、他にもヤマハのXJR400やスズキのImpulseなどといったものがあります。
基本的に最も古典的な「バイク」といった印象があるデザインなので、乗りやすく教習所での実習車としても広く使用がされています。
ちなみにネイキッドタイプの中にもあえて古い雰囲気のあるレトロなタイプを好むという傾向が最近は強くなってきています。
塗装色やライトの形状が戦時中くらいのドイツ車や英国車スタイルのものも新車で見かけることがあります。
大型バイクで人気なのがアメリカンタイプ
日本における大人気のモデルとしてあげられるのが「アメリカンタイプ」として分類ができる大型バイクです。
これはハーレーダビッドソンのビッグバイクなどが代表ですが、全体的に大きな車体と気持ち低めになっている車高が特徴です。
ちなみに「アメリカンタイプ」というのは日本独自の名称で、海外では同様の形状をしたものを「クルーザー」と呼ぶのだそうです。
アメリカンタイプでは抜群の足着きのよさと乗車したときのハンドルの位置が上になることで背筋を伸ばして乗車ができるということが特徴で、長距離ツーリングをするときでも安定的に乗ることができます。
ただしアメリカ製やオーストラリア製などの大陸系の大型車は基本的に「広い道をまっすぐ走る」ことを想定していることから、日本の狭い山道での走行では若干運転しづらさを感じてしまうこともあります。
乗りやすさということで言うならナンバーワンと言えるのが「スクーター」タイプです。
スクータータイプには50ccと原付サイズのものから、排気量がかなり大きいビッグスクーターと言われるものまで沢山の種類があります。
ビッグスクーターでは通常のバイクと異なりギアチェンジのないAT操作で行うことが可能です。
通好みするオフロードやスーパースポーツ
バイクには定期的に流行の波があり、人気車種が入れ替わるという現象が起こります。
現在ではやや人気が下降気味になっていますが、かつて絶大な人気を誇っていた車種として「オフロードタイプ」や「スーパースポーツタイプ」があります。
オフロードタイプとは大きなタイヤと高い車高が特徴の車種で、大人気となったカワサキのKLXシリーズやDトラッカーなどを始めとし、今でも多くの愛好家がいます。
スーパースポーツタイプは別名レーシングレプリカと言われるモータースポーツで使用されたバイクを一般向けにした製品のことで、これは1980年代くらいに爆発的に人気が出ました。
このあたりは個人の好みとなりますが、こだわりのある人にはぜひ厳選して乗ってもらいたい車種がそろっています。