バイクにもあるタイヤの種類
バイクでは前後二輪のタイヤを使用して走行をしますが、このときに使われるタイヤにはいくつかの種類があります。
一般的に街乗りなどで使用されるタイヤのことを「オンロード用タイヤ」というふうに呼びますが、その他にも舗装面以外の砂利道などにも対応ができる「オフロード用タイヤ」や、反対にレース場でより早いタイムを出すために作られている「レース用タイヤ」があります。
普通の公道だけを走るというバイクならば特にタイヤの種類にこだわることもないのですが、舗装道路以外の場所も走行したいと考えているならば、きちんとバイクのタイヤの種類や特徴をしっかりとふまえておき、バイクの車体に合わせたものを選ぶようにしたいところです。
オフロード用タイヤの特徴
オフロード用のタイヤでは、普通のロード用のタイヤよりも若干細身で凹凸が多くついた「ブロックタイヤ」と呼ばれるものが多く使用されています。
ブロックタイヤとはその名前が示す通りブロックごとにまとまりがある凸がタイヤ面にパターンでつけられており、この深い溝が悪路にも対応して路面をしっかりと掴んで走っていきます。
ちなみに「ブロックタイヤ」という呼び名は日本独自のものであり、海外製のものは「ノビータイヤ」と呼ばれることもあります。
ですのでオフロード用のタイヤを輸入品で探すというときにはタイヤの名称にも注意をしておくようにしましょう。
このブロックタイヤ・ノビータイヤは大変パワーがあり、砂利道や泥道だけでなく、雪面などでもかなりのところを走行することができます。
ただし反対に普通の路面を走行すると早く減りが起こってしまうので、できたらオフロード用だけに使用をしていくようにしましょう。
オフロード用とはまた別に、雪面を走るためのウインタータイヤもバイクにはあります。
バイク用のウインタータイヤにはスノータイヤとスパイクタイヤがあり、相当の積雪がある地域でスパイク入りのタイヤが使用されています。
あまりバイクで雪道を走るというシチュエーションはないかもしれませんが、もしものときの一つの知識として覚えておいてください。
メーカー別のタイヤ
タイヤを製造しているメーカーはたくさんあり、通な人に言わせると企業やブランドによってかなり特徴が異なるといいます。
日本でも有名なのがダンロップ製のタイヤですが、全体的にオールマイティに使用感がよく、オフロード用のタイヤでもかなり信頼性が高い性能を発揮します。
他にもブリジストン製やミシュラン製など複数の企業で同様のタイヤが販売されており、よく見ると溝の形や素材に変化が見られます。
タイヤを選ぶときにはどんな特徴があるかしっかり調べてみると、またバイクの楽しさが広がるのではないでしょうか。